話題株ピックアップ【夕刊】(2):ホソミクロン、イーレックス、コクサイエレ

注目
2024年8月13日 15時16分

■ホソカワミクロン <6277>  4,055円  +525 円 (+14.9%)  本日終値

9日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が27%増益で着地・4-6月期も29%増益」が好感された。

ホソカワミクロン <6277> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年9月期第3四半期累計(23年10月-24年6月)の連結経常利益は前年同期比27.3%増の66億円に伸び、通期計画の78億円に対する進捗率は84.7%に達し、5年平均の65.2%も上回った。

⇒⇒ホソカワミクロンの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「2.7%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の2.7%にあたる40万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月13日から25年3月31日まで。

■イーレックス <9517>  774円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は黒字浮上で着地」が好感された。

イーレックス <9517> [東証P] が8月9日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は17.4億円の黒字(前年同期は33.1億円の赤字)に浮上し、通期計画の18.8億円に対する進捗率は92.7%となった。

⇒⇒イーレックスの詳しい業績推移表を見る

■ULSグループ <3798>  5,170円  +640 円 (+14.1%) 一時ストップ高   本日終値

ULSグループ<3798>が一時ストップ高の5230円に買われた。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高28億5100万円(前年同期比19.9%増)、営業利益7億2300万円(同28.5%増)、純利益4億6900万円(同27.6%増)と大幅増益となったことが好感された。情報通信、サービス、金融、製造及び自治体などを中心とする既存顧客からの旺盛な需要が継続したことに加えて、コンサルタントの採用活動が順調に推移したことが売上高を牽引した。また、単価・稼働・品質管理の徹底により売上総利益率が改善したことも寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高125億8000万円(前期比21.2%増)、営業利益22億円(同25.2%増)、純利益14億1000万円(同24.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■トーヨーカネツ <6369>  3,810円  +470 円 (+14.1%)  本日終値

トーヨーカネツ<6369>が続急伸。前週末9日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を585億円から595億円(前期比10.6%増)へ、営業利益を34億円から39億円(同26.2%増)へ、最終利益を25億円から28億円(同21.2%減)へ上方修正し、あわせて年間配当予想を期末一括163円から中間50円・期末132円の年182円へ引き上げたことが好感された。物流ソリューション事業における順調な進捗や、追加受注に伴う業績寄与などが業績を押し上げるという。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高139億9600万円(前年同期比40.1%増)、営業利益13億200万円(前年同期4億4600万円の赤字)、最終利益9億4900万円(同4億6900万円の赤字)だった。

■鴻池運輸 <9025>  2,375円  +292 円 (+14.0%)  本日終値

9日に決算を発表。「上期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。

鴻池運輸 <9025> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.2%増の68.5億円に拡大した。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の90億円→116億円(前年同期は87.1億円)に28.9%上方修正し、増益率が3.3%増→33.1%増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。

⇒⇒鴻池運輸の詳しい業績推移表を見る

■日本パーカライジング <4095>  1,247円  +147 円 (+13.4%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は15%増益で着地、今期配当を10円増額修正」が好感された。

日本パーカライジング <4095> [東証P] が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比14.9%増の49億円に伸びたが、通期計画の205億円に対する進捗率は23.9%となり、5年平均の23.8%とほぼ同水準だった。同時に、今期の上期配当を従来計画の20円→25円に増額し、下期配当も従来計画の20円→25円に増額修正した。年間配当は50円(前期は40円)となる。

⇒⇒日本パーカライジングの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「9.6%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の9.6%にあたる1200万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月13日から7月31日まで。

■RSテクノ <3445>  3,320円  +383 円 (+13.0%)  本日終値

9日に決算を発表。「上期経常は一転2%増益で上振れ着地」が好感された。

RS Technologies <3445> [東証P] が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0%増の78.9億円となり、従来の5.7%減益予想から一転して増益で着地。

⇒⇒RSテクノの詳しい業績推移表を見る

■不二製油グループ本社 <2607>  3,182円  +365.5 円 (+13.0%)  本日終値

不二製油グループ本社<2607>が後場一段高となり、年初来高値を更新した。同社は9日取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の70億円から90億円(前年同期比2.3%増)に引き上げた。売上高予想も2900億円から3150億円(同16.2%増)に上方修正。植物性油脂事業におけるパーム油などの原材料価格が安定したことによる収益性の改善に加え、米子会社のブラマー・チョコレート・カンパニーにおけるカカオ豆に関連する先物評価益の発生や業務用チョコレートの堅調な販売が主な要因だとしている。なお、通期業績予想については従来見通しを据え置いている。

■ゼンショHD <7550>  6,394円  +695 円 (+12.2%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は84%増益で着地」が好感された。

ゼンショーホールディングス <7550> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比84.2%増の170億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の329億円に対する進捗率は51.7%に達し、5年平均の42.1%も上回った。

⇒⇒ゼンショHDの詳しい業績推移表を見る

■コクサイエレ <6525>  3,690円  +400 円 (+12.2%)  本日終値

KOKUSAI ELECTRIC<6525>が急伸。米モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が12日、指数の構成銘柄の入れ替えについて発表した。グローバルスタンダード指数において日本株ではコクサイエレが新規に採用されることとなり、同社株には指数連動型のパッシブ系資金の流入期待が膨らんだようだ。コクサイエレ1銘柄が採用された一方、除外は近鉄グループホールディングス<9041>と小糸製作所<7276>、NIPPON EXPRESS ホールディングス<9147>、日産化学<4021>、野村不動産マスターファンド投資法人<3462>、ヤマトホールディングス<9064>の6銘柄となった。8月30日の大引け時点で入れ替えを実施する。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.