東京株式(前引け)=続伸、欧米株高引き継ぎ次第高の展開に
15日前引けの日経平均株価は前営業日比366円32銭高の3万6808円75銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億8843万株、売買代金概算は2兆2284億円。値上がり銘柄数は1153、対して値下がり銘柄数は445、変わらずは47銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方は日経平均が前日終値近辺で売り物をこなしていたが、次第に下値を切り上げる展開となった。前日の欧州株市場が総じて高く、米国株市場でも7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を受けNYダウが続伸、フシ目の4万ドル大台を回復するなどリスク選好の地合いとなったことから、東京市場でもセンチメントが強気に傾いている。朝方発表された24年4~6月期GDP速報値が2四半期ぶりに増加に転じたことも好感されている。前引け時点で値上がり銘柄数は全体の70%を占めた。
個別ではレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>が大きく上値を追ったほか、三菱重工業<7011>も商いを膨らませ上値追い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも値を飛ばしている。ソフトバンクグループ<9984>も高く、ソシオネクスト<6526>も物色人気。アイスタイル<3660>、ベース<4481>が急騰した。半面、リクルートホールディングス<6098>が安く、ソニーグループ<6758>も冴えない。キーエンス<6861>も利食われた。プラスアルファ・コンサルティング<4071>、Sun Asterisk<4053>が急落、テスホールディングス<5074>なども大幅安。