「半導体製造装置」が14位、東エレクなど反発も上値重い<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体製造装置」が14位にランクインしている。
生成AIの普及加速を背景に半導体工場やデータセンター建設ラッシュが世界的に進んでいる。そのなか、旺盛な半導体設備投資需要を背景に半導体製造装置関連企業の受注が増勢にある。ただ、米国株市場では生成AIのシンボルストック的存在のエヌビディア<NVDA>が、足もとの業績が絶好調であるにもかかわらず、株価が冴えを欠く動きとなっており、これが周辺の半導体関連株の上値を重くしている。
東京市場でも例外ではなく、半導体セクターはひと頃の人気が離散した状態にある。とりわけ日本の半導体製造装置メーカーは世界的にもトップシェアを有する企業がひしめいており、それだけに先行きに対する期待を過剰に織り込んでしまったきらいがあり最近はポジション調整による実需売り圧力が止まない状況となっている。
前日の米株市場でエヌビディアが大幅反発したのをはじめ半導体セクターへの買い戻しが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も2%超の上昇をみせた。きょうは、この流れを引き継ぎ、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>などが頑強な値動きを示しているが、上値では戻り売り圧力が拭えない。短期的なリバウンド狙いの買いは投資作戦的には有効だが、中期的スタンスでの大口の買いはまだ現状では入れにくい局面といえそうだ。