東京株式(大引け)=251円安と反落、円高進行を嫌気し売り膨らむ
13日の東京株式市場で日経平均株価は反落。円高進行が嫌気され、日経平均株価は軟調に推移した。
大引けの日経平均株価は前日比251円51銭安の3万6581円76銭。プライム市場の売買高概算は17億3770万株。売買代金概算は4兆2172億円となった。値上がり銘柄数は358と全体の約22%、値下がり銘柄数は1234、変わらずは51銘柄だった。
前日の米株式市場でNYダウが続伸したことを受け、朝方の日経平均株価は小幅に上昇してスタートした。ただ、上値は重く、買い一巡後はマイナス圏に転じた。特に、為替が1ドル=140円台後半に円高が進行したことが嫌気され、後場に入り日経平均株価は400円近い下落となる場面があった。大引けにかけて下げ幅は縮小した。円高の進行が嫌気され自動車株などが売られる一方で半導体関連株などは堅調な値動きとなった。明日からの3連休を前に一部からは持ち高調整の売りも出たようだ。株価指数先物・オプション9月物のSQ(特別清算指数)値は3万6906円92銭だったとみられている。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が安く、デンソー<6902>が軟調。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が値を下げた。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やさくらインターネット<3778>、ソニーグループ<6758>が下落し、伊藤忠商事<8001>やキヤノン<7751>が売られた。
半面、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>が高く、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、IHI<7013>が値を上げた。日立製作所<6501>やキーエンス<6861>がしっかり。第一三共<4568>やフジクラ<5803>、ダイキン工業<6367>が買われた。