話題株ピックアップ【夕刊】(3):ペッパー、リベラウェア、GENOVA

注目
2024年9月17日 15時20分

■ペッパーフードサービス <3053>  181円  +18 円 (+11.0%)  本日終値

ペッパーフードサービス<3053>が急反発。前週末13日の取引終了後、24年12月末時点の株主から株主優待制度を変更すると発表しており、好材料視された。現行制度では保有株数に応じて3000~9000円相当の自社商品を進呈していたが、選択方式に変更し、保有株数に応じて3000~9000円分の食事券または同額相当の自社商品の進呈に変更する。

■Liberaware <218A>  465円  +45 円 (+10.7%)  本日終値

Liberaware<218A>が大幅高で3連騰。前週末13日の取引終了後、24年7月期の単体決算発表にあわせ、25年7月期の業績予想を開示した。今期の最終損益は500万円の黒字(前期は4億3700万円の赤字)に転換する見通しを示し、買いを誘ったようだ。売上高は前期比53.3%増の12億5000万円、営業損益は18億4400万円の赤字(前期は4億4000万円の赤字)を見込む。ドローン市場の成長を背景に、機体販売の増加を想定。研究開発投資の継続により営業赤字の計画となるが、補助金収入の効果があって経常・最終損益は黒字を予想する。同時に同社は韓国において、狭小空間点検ドローン「IBIS2」や3次元データを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)のソリューション提供を目的に、子会社を設立するとも公表している。

■GENOVA <9341>  1,602円  +152 円 (+10.5%)  本日終値

GENOVA<9341>は3連騰。前週末13日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、9月20日付で東証グロース市場からプライム市場へ市場変更することになったと発表しており、これを好感した買いが入った。同社は医療機関の紹介記事や医療情報を提供するメディア「Medical DOC」の運営を行うメディカルプラットフォーム事業と、医療機関向けに自動受付精算機やスマートレジの販売を行うスマートクリニック事業を展開。25年3月期は連結売上高109億2900万円(前期比25.9%増)、経常利益27億3300万円(同18.3%増)を見込む。

■のむら産業 <7131>  1,779円  +148 円 (+9.1%)  本日終値

のむら産業<7131>が続伸。前週末13日の取引終了後、24年10月期の連結業績予想について、売上高を62億6900万円から65億200万円(前期比8.9%増)へ、営業利益を4億700万円から4億9300万円(同10.0%増)へ、純利益を2億4600万円から3億2000万円(同10.3%増)へ上方修正して減益予想から一転して増益予想とし、あわせて期末一括配当予想を45円から55円(前期52円)へ引き上げたことが好感された。消費者のコメ備蓄意識の高まりやインバウンド需要の増加などで米穀精米袋など包装資材の需要が増加しているほか、展示会などを活用した営業活動により包装機械や物流梱包事業も堅調に推移していることが要因。また、既存商品の競争力強化を優先するための中長期の研究開発計画の見直しや人材採用の競争激化による補強の遅れなどもあり、売上高・利益が計画を上回る見通しという。なお、第3四半期累計(23年11月~24年7月)決算は、売上高47億7700万円(前年同期比7.4%増)、営業利益3億9800万円(同10.9%増)、純利益2億5800万円(同13.5%増)だった。

■はてな <3930>  824円  +60 円 (+7.9%)  本日終値

はてな<3930>が3日続伸。同社は13日取引終了後、24年7月期通期の単独決算を発表。人件費や業務委託費が想定を下回ったことなどを背景に、営業利益は前の期比60.7%減の6800万円となり、従来予想の4800万円から上振れ着地した。あわせて公表した25年7月期通期の単独業績予想は、営業利益が3.0倍の2億300万円を計画。主力のテクノロジーソリューションでは、「少年ジャンプ+」アプリ案件の通期にわたる業績貢献や、マンガビューワ「GigaViewer」のシェア拡大、広告運用の積み上げなどを想定している。

■ザインエレクトロニクス <6769>  1,484円  +101 円 (+7.3%)  本日終値

ザインエレクトロニクス<6769>が大幅高。同社はきょうの朝方、情報伝送用半導体の新製品「THCV353-Q」の量産を開始したと発表。これが材料視されたようだ。「THCV353-Q」は送信用半導体で、同社製の受信用半導体「THCV334-Q」とのセットで適用でき、ディスプレー用情報伝送規格「MIPI DSI」に対応することにより、マルチディスプレーのユースケースを一層拡大することにつながるという。例えば、車載市場ではサイドミラー部分に設置された左右カメラの映像を左右ウィンドウ部分に設置されたディスプレーに映し出すシステムを簡素に構成することができるほか、産業機器ではコンビニエンスストアのレジ上部に設置されるマルチディスプレーに対して統合的に画像データ配信が可能になるとしている。

■みらいワークス <6563>  1,100円  +71 円 (+6.9%)  本日終値

みらいワークス<6563>が3日続伸し、年初来高値を更新している。同社はきょう午前11時ごろ、2年連続で青森市の「地域企業成長加速化支援業務」を受託したと発表。これが株価を刺激したようだ。同社は今後も、青森市、協力団体に加えて、自社の登録プロ人材が有機的に連携することにより、今までになかったスキルや人脈、資源の掛け合わせから生み出される価値提供を行い、青森市の起業・創業意識の更なる醸成と成長意識の高いスタートアップの輩出を推進するとしている。

■ザッパラス <3770>  378円  +23 円 (+6.5%)  本日終値

ザッパラス<3770>が急動意。300円台半ばでのもみ合いを続けていたが、きょうは波動を一変させ上放れる展開となっている。同社はスマートフォン向けに占いを中心としたコンテンツを配信しているが、前週末13日取引終了後に発表した25年4月期第1四半期(24年5~7月)決算は営業利益が前年同期比4.3倍の1億1400万円と大幅な伸びを達成した。これが好感されたほか、同日に発行済み株式数(自社株を除く)の0.84%相当の10万株、金額ベースで5000万円を上限とする自社株買いの実施を発表したことも株価の刺激材料となった形だ。

■ジェリビンズ <3070>  118円  +7 円 (+6.3%)  本日終値

ジェリービーンズグループ<3070>は急反発。前週末13日の取引終了後、ブロックチェーン・Web3事業を行う子会社JB BLOCKが、メタバースやAIの開発企業であるVma plus(東京都品川区)と業務提携することで基本合意したと発表しており、好材料視された。Vma plusの持つメタバースプラットフォーム「Vma plus Station」を活用し、JB BLOCKのオリジナルメタバースプラットフォームである「meta jb stadium」を共同開発し、スポーツやエンターテインメントの分野での活用を推進する。なお、同件による業績への影響は未確定としている。

■VALUENEX <4422>  779円  +44 円 (+6.0%)  本日終値

VALUENEX<4422>が堅調推移。前週末13日、24年7月期の連結決算発表にあわせ、25年7月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比15.8%増の9億1000万円、営業利益は同8.3倍の4000万円を見込む。営業増益見通しを示したことが株価を支援したようだ。今期は国内外でコンサルティングサービスやASPサービスの更なる拡販に取り組む方針。24年7月期の売上高は前の期比11.6%増の7億8600万円、営業利益は同87.3%減の400万円だった。

●ストップ高銘柄

大和重工 <5610>  1,638円  +300 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値

テノ.ホールディングス <7037>  564円  +80 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

アクシージア <4936>  581円  -150 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値

笑美面 <9237>  2,077円  -500 円 (-19.4%) ストップ安   本日終値

デリバリコン <9240>  554円  -100 円 (-15.3%) ストップ安   本日終値

以上、3銘柄

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