話題株ピックアップ【夕刊】(3):MX中国株投、イシン、MDV

注目
2024年9月30日 15時23分

■MX中国株投 <2530>  16,905円  +3,000 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値

MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信<2530>や、One ETF 南方 中国A株 CSI500<2553>がストップ高。中国株連動型のETFの上昇が顕著となっている。中央銀行の中国人民銀行が利下げや不動産市場の支援強化など、中国では景気刺激策が相次いで発表されている。更に、中国の主要3都市における住宅購入規制の緩和なども打ち出され、週明け30日の上海総合指数は前週末比で6%近い急騰劇をみせている。香港ハンセン指数も一時3%を超す上昇となっており、各ETFの上昇に寄与しているようだ。中国H株ブル2倍上場投信<1572>や上場インデックスファンド中国A株(パンダ)E Fund CSI300<1322>なども大幅高となっている。

■イシン <143A>  1,130円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値

イシン<143A>がストップ高。9月27日に行われた自民党総裁選で、過去に地方創生相を務め、今回の総裁選でも「日本経済の起爆剤としての大規模な地方創生策を講じる」と所見で述べていた石破茂氏が選出されたことを受けて、地方創生関連として買われているようだ。同社は公民共創事業として、自治体の「経営力」を上げるメディア「自治体通信」をはじめ、各種ソリューションやWeb上で自治体向けのマーケティングを総合的に支援するBtoGプラットフォームなどを展開しており、24年3月期では売上高の3分の1強を占めている。また、この日は午後1時に教育特化型外部人材マッチングサービス「複業先生」を運営する、スタートアップLX DESIGN(東京都千代田区)へ出資を行うと発表しており、これも好材料視されているようだ。

■MDV <3902>  538円  +35 円 (+7.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

メディカル・データ・ビジョン<3902>は急反発。前週末27日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を200万株(発行済み株数の5.24%)、または10億円としており、取得期間は9月30日から来年3月31日まで。資本効率の向上を通じた株主利益の向上やM&Aなどの機動的な資本政策の遂行、また取締役及び従業員に対するインセンティブ・プランの活用による優秀な人材の確保を図ることが目的という。

■鳥取銀行 <8383>  1,328円  +71 円 (+5.7%)  本日終値

鳥取銀行<8383>が急反発。9月27日に行われた自民党総裁選で石破茂氏が新総裁に選出されたことで、石破氏の政策に関心が高まっており、なかで「ふるさと鳥取発展のために」として、「山陰新幹線の『中速新幹線方式』による工期と経費の大幅短縮の実現」や「山陰道の早期全面供用と鳥取港の整備加速」を掲げていることから、鳥取県に本店を置く唯一の地方銀行である同社に思惑的な買いが向かったようだ。また、同じく鳥取県に本社を置くトミタ電機<6898>にも同じく思惑的な買いが入っている。

■ミナトホールディングス <6862>  715円  +29 円 (+4.2%)  本日終値

ミナトホールディングス<6862>は3日続伸。前週末27日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。上限を15万株(発行済み株数の2.04%)、または1億5000万円としており、取得期間は10月1日から12月27日まで。株主への利益還元、M&Aにおける活用、取締役などに対して交付する譲渡制限付株式への充当、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることなどを目的としている。

■まぐまぐ <4059>  607円  +24 円 (+4.1%)  本日終値

まぐまぐ<4059>が大幅高で3日ぶりに反発。前週末27日の取引終了後、アドマーケティングを専門に広告及びメディア事業を展開するYOHAK(東京都渋谷区)の株式取得に向けて基本合意したと発表しており、好材料視された。前期からの営業体制強化によるタイアップ広告取扱高の増加を受けて、今後もタイアップ広告受注へ注力していく上で、YOHAKのアドマーケティング領域における強みが顧客への訴求力をより高めるほか、メディア広告事業の更なる基盤強化につながると判断したという。取得株数や取得価額などは現在協議中。なお、同件による24年9月期業績への影響は軽微としている。

■イムラ <3955>  1,198円  +33 円 (+2.8%)  本日終値

イムラ<3955>やムサシ<7521>など選挙関連銘柄が逆行高。複数のメディアで、自由民主党の石破茂新総裁が次期衆議院議員選挙について、10月15日公示・27日投開票とする方針だと報じており、関連銘柄に思惑的な買いが向かったようだ。

■みらいワークス <6563>  1,127円  +26 円 (+2.4%)  本日終値

みらいワークス<6563>が反発。9月27日に行われた自民党総裁選で、過去に地方創生相を務め、今回の総裁選でも「日本経済の起爆剤としての大規模な地方創生策を講じる」と所見で述べていた石破茂氏が選出されたことを受けて、地域企業向け副業人材マッチングプラットフォームの運営や地域課題解決型ワーケーションツアーの企画、地方への転職支援や移住プロモーションなどを展開する同社も、地方創生関連の一角として思惑的な買いが入ったようだ。

■eWeLL <5038>  1,763円  +40 円 (+2.3%)  本日終値

eWeLL<5038>が続伸。この日の午前中に、訪問看護報告書を生成AIの活用によりワンクリックで自動作成する、国内初の新機能「AI訪問看護報告」の提供を開始すると発表しており、好材料視された。同機能は、今年4月にリリースした生成AIで計画書を自動作成する「AI訪問看護計画」に続いて、訪問看護の文書作成業務を効率化・平準化する機能となる。セットでの利用により、業務全体の更なる生産性向上と質の高いケアの実現に貢献するとしている。

■銚子丸 <3075>  1,658円  +32 円 (+2.0%)  本日終値

銚子丸<3075>がしっかり。同社は前週末27日の取引終了後、25年2月期第2四半期累計(5月16日~11月15日)の単体業績予想の上方修正を発表。売上高予想を2億4000万円増額し108億9000万円(前年同期比7.1%増)、最終利益予想を1600万円増額して2億8600万円(同50.0%減)に見直しており、ポジティブ視されたようだ。ダイレクトマーケティングなどの販促効果が想定を上回り、広告宣伝費を含む営業費用が圧縮される。第1四半期の売上高は55億7600万円(同7.9%増)、最終利益は1億7700万円(同51.6%減)だった。同社は8月開催の定時株主総会での決議をもって、決算期を5月15日から2月末日に変更する。今期は9カ月13日の変則決算となることから、通期の業績予想について修正。通期の売上高予想を177億3800万円、最終利益予想を5億2000万円とした。

●ストップ高銘柄

One中国5 <2553>  1,999円  +400 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値

イタミアート <168A>  1,144円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

ASTI <6899>  2,238円  -500 円 (-18.3%) ストップ安   本日終値

FFRIセキュリティ <3692>  2,399円  -500 円 (-17.3%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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