【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、朝高後は戻り売りで伸び悩む (10月18日)

市況
2024年10月18日 16時14分

日経平均株価

始値  39092.47

高値  39186.64(09:02)

安値  38893.52(12:56)

大引け 38981.75(前日比 +70.56 、 +0.18% )

売買高  14億3152万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆6276億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は70円高と3日ぶり反発、一時3万9000円台回復

2.前日のNYダウは最高値を更新、米9月小売売上高などを好感

3.朝高後は戻り売りに押され伸び悩む、為替もやや円高に振れる

4.三菱重や川重が高く、郵船やフジクラ、ファナックが値を上げる

5.レーザーテクやアドテスト、東エレクなど半導体関連株は軟調

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比161ドル高と続伸した。堅調な企業決算や米経済指標を背景に景気への楽観が広がり買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発。前日の米株高や円安が好感され一時3万9000円台を回復したが、後場にかけ戻り売りに押され伸び悩んだ。

前日の米株式市場では、NYダウが続伸し最高値を更新。米9月小売売上高が堅調だったことなどが好感され、為替も1ドル=150円台へ円安が進行した。これを受け、東京市場も朝方は買いが先行し一時上昇幅は270円を超え3万9100円台まで上昇した。ただ、買い一巡後は戻り売りに押され、後場には前日比マイナス圏に下落する場面があった。為替も149円台の円高方向に振れた。大引けにかけやや値を戻したが、結局3万9000円台に届かず取引を終えた。主力の半導体関連株には軟調な銘柄も目立った。

個別銘柄では、ディスコ<6146>が高く、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が値を上げた。日本郵船<9101>やフジクラ<5803>、トヨタ自動車<7203>がしっかり。ファーストリテイリング<9983>やファナック<6954>が値を上げた。

半面、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が安く、SCREENホールディングス<7735>やルネサスエレクトロニクス<6723>も軟調だった。ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>、三菱商事<8058>、ブリヂストン<5108>が値を下げ、霞ヶ関キャピタル<3498>が急落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ディスコ <6146>、ファナック <6954>、テルモ <4543>、大塚HD <4578>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約99円。うち50円はファストリ1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、リクルート <6098>、アドテスト <6857>、ソニーG <6758>、アサヒ <2502>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約55円。

東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)機械、(3)銀行業、(4)精密機器、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)電気・ガス業、(3)ゴム製品、(4)陸運業、(5)不動産業。

■個別材料株

△ベースフード <2936> [東証G]

メルコ社長が大株主に登場。

△スターマイカ <2975> [東証P]

36万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△アピリッツ <4174> [東証S]

15万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△セキュア <4264> [東証G]

小規模事業者向けAI行動検知・通知プラットフォームの販売を開始。

△日本光電 <6849> [東証P]

国内PAD市場向けAED好調で上期営業利益は計画上振れ。

△トラースOP <6696> [東証G]

ソフトバンク運営施設に「セルディス」導入。

△ジオコード <7357> [東証S]

WordPress向けの包括的セキュリティサービスを提供開始。

△東洋証券 <8614> [東証P]

売却益計上で4~9月期最終増益へ。

△兵機海 <9362> [東証S]

富洋海運子会社が1株3250円でTOB実施と発表。

△両毛システム <9691> [東証S]

ITエンジニアリング堅調で今期は一転経常増益を計画。

▼霞ヶ関C <3498> [東証P]

ユーロ円建てCB発行で希薄化懸念。

▼アドヴァンG <7463> [東証S]

4~9月期純利益91%減。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)東洋証券 <8614>、(2)Sansan <4443>、(3)ディスコ <6146>、(4)日本光電 <6849>、(5)セルソース <4880>、(6)太平電 <1968>、(7)タツモ <6266>、(8)スターマイカ <2975>、(9)日東紡 <3110>、(10)明電舎 <6508>

値下がり率上位10傑は(1)エラン <6099>、(2)霞ヶ関C <3498>、(3)Gunosy <6047>、(4)JINSHD <3046>、(5)エターナルG <3193>、(6)Aクリエイト <8798>、(7)ギフトHD <9279>、(8)東電HD <9501>、(9)テラスカイ <3915>、(10)イワキ <6237>

【大引け】

日経平均は前日比70.56円(0.18%)高の3万8981.75円。TOPIXは前日比1.15(0.04%)高の2688.98。出来高は概算で14億3152万株。東証プライムの値上がり銘柄数は757、値下がり銘柄数は798となった。東証グロース250指数は623.37ポイント(4.33ポイント安)。

[2024年10月18日]

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