東京株式(前引け)=朝安後切り返すも、全体の7割の銘柄が下落
24日前引けの日経平均株価は前営業日比49円39銭高の3万8154円25銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億6227万株、売買代金概算は1兆8432億円。値上がり銘柄数は442、対して値下がり銘柄数は1145、変わらずは59銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方はリスク回避目的の売りに押され、日経平均は300円あまり下落してスタートしたが、その後は切り返す展開となり一時は200円を超える上昇をみせる場面もあった。前日の米株安を嫌気した売りが一巡した後は、225先物主導で買い戻しが入り全体相場を押し上げた。個別では半導体関連に高い銘柄が目立ち指数上昇に貢献している。ただ、上値も重く前引けにかけて伸び悩む展開となり、3万8100円台で着地している。個別銘柄は全体の7割が下落、TOPIXはマイナス圏で引けた。
個別ではレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が堅調、三菱重工業<7011>、IHI<7013>も買いが優勢。日立製作所<6501>も上昇した。I-ne<4933>が急騰、キヤノン電子<7739>も値を飛ばした。三重交通グループホールディングス<3232>が大幅高。半面、ソフトバンクグループ<9984>が売りに押され、ファーストリテイリング<9983>も軟調。日本郵船<9101>も値を下げた。KOA<6999>が急落、ホギメディカル<3593>の下げも目立つ。