川岸工が大幅高で6日ぶり反発、大型物件の完成など寄与し24年9月期業績は計画上振れ
川岸工業<5921>が大幅高で6日ぶりに反発している。28日の取引終了後、集計中の24年9月期単独業績について、売上高が従来予想の265億円から275億6600万円(前の期比6.0%増)へ、営業利益が13億6000万円から16億6900万円(同18.0%増)へ、純利益が11億円から14億6900万円(同17.7%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
原材料価格の高騰を受けた販売価格の上昇が進んだことに加えて、大型物件の完成及び工場の稼働率向上などが売上高・利益を押し上げた。また、前の期に受注した採算性の良い大型工事が完成したことや、人財投資として社員の処遇向上に積極的に取り組んだことで、賃上げ促進税制の適用により税負担が軽減されたことも寄与する。