高成長企業を追う! 7-9月期【増収増益】リスト <成長株特集> 10月29日版
25年3月期上期(4-9月)の決算発表が本格化している。第1四半期(4-6月)は、インバウンド需要の拡大やコロナ後の経済活動正常化に伴う人の移動がさらに進んだことを背景に利用客が増えた鉄道・バス、小売業を中心に好調な業績が目立った。また、旺盛な生成AI(人工知能)関連の需要や円安進行なども追い風となり、全体の約6割が前年同期比で増益を達成した。一方、世界景気の減速懸念や変動の激しい為替相場などに対する警戒感も強く、好業績の勢いが持続するかどうかにマーケットの注目が集まっている。
下表は、時価総額50億円以上の銘柄を対象に、7-9月期に売上高、経常利益がともに前年同期を上回って着地した32社を選び出し、増益率の高い順に並べた。また、四半期ベースの「増収増益連続期数」、上期(4-9月)経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
┌ 経常利益 ┐ ┌ 売上高 ┐ 増収増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 7-9月期 増収率 7-9月期 連続期数 進捗率 PER
<4367> 広栄化学 12500 126 19.1 5544 2 40.6 17.0
<1850> 南海辰村 203 303 9.0 12466 2 31.4 6.2
<2737> トーメンデバ 165 3480 9.0 104418 1 77.1 7.5
<6023> ダイハツデ 150 1280 15.0 22527 2 49.8 10.5
<7908> KIMOTO 80.0 333 20.2 3013 1 78.4 15.6
<8601> 大和 78.5 72887 16.6 354331 7 - -
<4498> サイバトラス 65.2 408 19.5 1838 1 42.8 19.0
<4043> トクヤマ 56.6 5182 2.2 83014 1 43.9 7.6
<1930> 北陸電工 54.8 862 15.9 13292 1 40.4 14.5
<5659> 日精線 50.0 1137 8.1 11829 2 47.8 11.5
<1878> 大東建 36.8 38520 7.7 462156 2 60.0 13.0
<8628> 松井 28.2 4677 17.7 10390 6 - -
<6436> アマノ 26.3 6892 17.9 45196 14 47.9 21.4
<8697> 日本取引所 25.7 24433 13.9 41482 1 55.5 33.0 *
<6161> エスティック 22.2 496 48.2 2503 1 40.0 7.4
<9037> ハマキョウ 17.9 3390 6.4 36452 4 50.4 10.8
<7191> イントラスト 15.5 596 17.4 2576 24 49.1 12.0
<2327> NSSOL 12.3 9136 5.0 79786 9 46.0 24.4 *
<7551> ウェッズ 11.7 468 5.0 8280 1 25.0 6.9
<4684> オービック 11.3 21455 7.6 30392 26 50.6 33.4
<5834> SBIリーシ 10.4 1541 30.2 17911 1 51.8 6.0
<9022> JR東海 10.0 164189 3.8 438575 6 59.6 8.0
<4733> OBC 9.5 5284 11.3 11512 6 48.2 33.5
<4290> PI 8.9 2293 5.9 15722 1 46.6 16.3
<2393> ケアサプライ 6.8 648 14.5 7986 3 46.8 16.4
<5344> MARUWA 6.3 5818 21.1 18579 4 - -
<7570> 橋本総業HD 6.3 1148 5.8 41650 2 54.5 9.4
<9682> DTS 5.3 3590 3.0 30965 2 49.1 17.8
<9932> 杉本商 4.7 664 8.8 12199 1 39.7 13.9
<9719> SCSK 4.2 14331 9.5 128980 9 43.8 20.3 *
<6861> キーエンス 0.9 134273 10.1 268327 3 - -
<4956> コニシ 0.5 2807 0.1 33507 1 47.0 11.9
※売上高、経常利益の単位は百万円。増益率、増収率は前年同期に比べた増加率、単位は%。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。今期最終赤字見通しの企業は除いた。
※増収増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する上期(4-9月)の進捗割合、単位は%。
株探ニュース