東京株式(大引け)=1027円安と大幅続落、一時3万8000円ラインを割り込む
1日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。前日の米株安を受け、半導体関連株などが売られ日経平均株価は一時3万8000円ラインを割り込む大幅安となった。
大引けの日経平均株価は前日比1027円58銭安の3万8053円67銭。プライム市場の売買高概算は19億9628万株。売買代金概算は4兆4905億円となった。値上がり銘柄数は219と全体の約13%、値下がり銘柄数は1404、変わらずは23銘柄だった。
前日の米株式市場では半導体株などが売られ、NYダウ、ナスダック指数ともに下落した。これを受け、東京市場でも半導体関連などハイテク株が売られたほか、重工大手など防衛関連株、自動車株など主力株が売られた。今晩は米10月雇用統計が発表されるほか、5日には米大統領選があるなどビッグイベントが続く。その一方、東京市場は明日から3連休に入ることからポジション調整の売りが優勢となった。日経平均株価は後場に入り下げ幅が拡大し、一時3万8000円台を割り込んだ。プライム市場の8割超の銘柄が下落した。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が売られ、ソシオネクスト<6526>やイビデン<4062>が下落した。ソフトバンクグループ<9984>や日立製作所<6501>が安く、三菱重工業<7011>やIHI<7013>も値を下げた。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>も軟調だった。
半面、決算内容が好感された三菱電機<6503>やパナソニック ホールディングス<6752>が急伸。TDK<6762>やさくらインターネット<3778>も値を上げた。オリエンタルランド<4661>や旭化成<3407>、富士電機<6504>が買われた。