【↑】日経平均 大引け| 反発、半導体関連株が堅調も終盤伸び悩む (11月19日)
日経平均株価
始値 38396.72
高値 38560.10(13:34)
安値 38246.36(10:13)
大引け 38414.43(前日比 +193.58 、 +0.51% )
売買高 18億0378万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆8060億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は上昇、米ハイテク株高受け自律反発局面
2.半導体関連株が買われ、全体相場を牽引する格好に
3.エヌビディア決算発表を控えて取引終盤は伸び悩む
4.値上がり銘柄数は1000を超え、全体の66%を占める
5.売買代金は連日で4兆円を下回るなど盛り上がり欠く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比55ドル安と3日続落した。FRBによる追加利下げが見送りになる可能性が引き続き意識され売りが優勢となった。
東京市場では、リバウンド狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は終始堅調。ただ買い一巡後は上値も重く、前日の下げ分の半値戻しにも届かなかった。
19日の東京市場は、前日の米国株市場でハイテク株が強さを発揮したことで買い安心感が広がった。日経平均は前日に先物主導で400円を超える下げをみせていたことから、自律反発狙いの押し目買いや買い戻しが全体相場を押し上げる格好に。特に半導体関連株が徐々に強さを発揮し、市場センチメントを強気に傾けた。一方、米国では現地時間20日に画像処理半導体(GPU)大手エヌビディア<NVDA>の決算発表を控えていることで、東京市場でもこの結果を確認したいとの思惑は買いを手控えさせる要因となった。取引終盤にかけて日経平均は上げ幅を縮小した。プライム市場の値上がり銘柄数は1000を上回り全体の66%を占めたが、売買代金は前日に続き4兆円を下回るなど盛り上がりを欠いている。
個別では、売買代金トップのアドバンテスト<6857>が大きく買われたほか、フジクラ<5803>も売買代金上位で大幅高。ディスコ<6146>もしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも高い。トヨタ自動車<7203>がしっかり。KADOKAWA<9468>、サンウェルズ<9229>はいずれもストップ高となり、日本製鋼所<5631>が後場上げ足を加速し値上がり上位3傑に食い込んだ。ゼンショーホールディングス<7550>も急伸をみせた。
半面、レーザーテック<6920>が売りに押され、リクルートホールディングス<6098>も下落した。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。オリエンタルランド<4661>が軟調だった。ラクス<3923>、イトーキ<7972>が大幅に値を下げたほか、バンダイナムコホールディングス<7832>も売られた。コニカミノルタ<4902>も売りが優勢だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、NTTデータ <9613>、ファストリ <9983>、第一三共 <4568>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約143円。うち89円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、TDK <6762>、バンナムHD <7832>、SBG <9984>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約81円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)銀行業、(3)保険業、(4)輸送用機器、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)電気・ガス業、(3)パルプ・紙、(4)空運業、(5)その他製品。
■個別材料株
△森永 <2201> [東証P]
上限100億円の自社株を買い発表。
△ROXX <241A> [東証G]
音声対話型AIアドバイザーの提供開始。
△メタプラ <3350> [東証S]
ビットコインを追加購入。
△チェンジHD <3962> [東証P]
バヅクリと共同で従業員エンゲージメント強化サービスを提供開始。
△エルテス <3967> [東証G]
記念株主優待の実施を材料視。
△DWTI <4576> [東証G]
緑内障治療剤の第2相試験結果を材料視。
△インテリW <4847> [東証P]
好決算評価やJCBとの取り組み。
△アジャイル <6573> [東証G]
Webリスクマネジメントを手掛けるエフェクチュアルと業務提携。
△ゼンショHD <7550> [東証P]
今年2度目の牛丼値上げ実施が伝わる。
△カドカワ <9468> [東証P]
「ソニーG <6758> が買収へ協議」との報道。
▼アステラス <4503> [東証P]
「アイザーヴェイ」の一部変更承認申請でFDAの承認得られず。
▼イトーキ <7972> [東証P]
「公取委が独禁法違反の疑いで警告の方針」と報道。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)カドカワ <9468>、(2)サンウェルズ <9229>、(3)日製鋼 <5631>、(4)ゼンショHD <7550>、(5)オプティム <3694>、(6)アステリア <3853>、(7)日シス技術 <4323>、(8)GMO-PG <3769>、(9)アイフル <8515>、(10)ネットプロ <7383>。
値下がり率上位10傑は(1)ラクス <3923>、(2)イトーキ <7972>、(3)ノジマ <7419>、(4)カプコン <9697>、(5)バンナムHD <7832>、(6)ユアテック <1934>、(7)クラボウ <3106>、(8)燦HD <9628>、(9)フューチャー <4722>、(10)コニカミノル <4902>。
【大引け】
日経平均は前日比193.58円(0.51%)高の3万8414.43円。TOPIXは前日比18.27(0.68%)高の2710.03。出来高は概算で18億0378万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1080、値下がり銘柄数は502となった。東証グロース250指数は631.21ポイント(11.95ポイント高)。
[2024年11月19日]
株探ニュース