邦チタが大幅続伸、日本製チタンに勢いと報じられる
東邦チタニウム<5727>が大幅続伸している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「航空機部品に使われるレアメタル(希少金属)であるチタンを巡り、ロシアのウクライナ侵略を受けた米ロ間の対立が強まっている」と報じられており、なかで「勢いを増しているのが『メード・イン・ジャパン』のチタンだ」とあることから、同社に買いが入っているようだ。
記事では、10月下旬に米国がG7に対してロシア産チタンなどへの制裁検討を要請したと伝わったことや、9月にロシアのプーチン大統領がチタンなどの輸出制限を政府に検討するよう指示したことなどを受けて、チタン供給を巡る懸念が強まっているとし、そうしたなかで需要の受け皿として日本勢の存在感が高まっているとしている。これを受けて同社のほか、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>にも買いが流入し株価を押し上げている。