本日注目すべき【好決算】銘柄 フィルC、ジオスター、京成 (29日大引け後 発表分)
11月29日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
フィルC <3267> [東証S] ★今期経常を36%上方修正、配当も5円増額
◆24年11月期の連結経常利益を従来予想の2.8億円→3.8億円に35.7%上方修正。増益率が2.1倍→2.8倍に拡大する見通しとなった。売上総利益率が期初の想定を上回ることが上振れの要因。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に大幅増額修正した。
CINC <4378> [東証G] ★前期経常を一転黒字に上方修正
◆24年10月期の経常損益(非連結)を従来予想の5500万円の赤字→6500万円の黒字(前の期は7700万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。アナリティクス事業の受注が堅調に推移したことに加え、マネジメント層の採用遅延や営業人員の退職増加で費用が想定を下回ったことも上振れの要因となった。
ジオスター <5282> [東証S] ★今期経常を30%上方修正
◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→13億円に30.0%上方修正。減益率が46.0%減→29.8%減に縮小する見通しとなった。プロジェクトの期ずれで売上高は計画を下回るものの、受注価格の改善やコスト削減などによって利益は上振れする。
サクサ <6675> [東証S] ★今期経常を33%上方修正、株主優待制度を新設
◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→28億円に33.3%上方修正。減益率が38.3%減→17.8%減に縮小する見通しとなった。OEM事業でアミューズメント市場向け新カードユニットの受注が計画を上回ることに加え、システム事業における映像ソリューションの受注も好調に推移していることを織り込んだ。
併せて、株主優待制度を新設すると発表。3月末時点の200株以上保有者に株主優待ポイント(3000~2万8800ポイント)を付与する。
京成 <9009> [東証P] ★今期最終を41%上方修正、配当も5円増額
◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の470億円→661億円に40.6%上方修正。減益率が46.4%減→24.6%減に縮小する見通しとなった。オリエンタルランド <4661> の株式売却に伴う売却益の発生などが最終利益を押し上げる、
併せて、年間配当を従来計画の24円→29円(前期は39円)に増額修正した。
株探ニュース