外為サマリー:一時150円20銭台まで戻す、日経平均急伸で円売り圧力
3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前3時時点で1ドル=150円03銭前後と前日午後5時時点に比べ21銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=157円40銭前後と同37銭程度のユーロ安・円高で推移している。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ支持を示唆したことがドル円相場の下押し要因となった。国内では実需によるドル売り・円買い観測も聞かれたが、東京時間では下値を探る姿勢は限られ、149円40銭台を底に持ち直す展開となった。日経平均株価がこの日、一時900円を超す上昇となるなど、投資家のリスク選好姿勢が強まったことは円売りの流れを強める要因となり、ドル円は一時150円20銭台まで戻した。もっとも米長期金利の時間外取引での上昇が一服したことなどを背景に、次第にドル円は伸び悩んだ。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0491ドル前後と同0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。フランスの政局不安が広がるなか、ユーロに対して売り圧力が高まった。