本日注目すべき【好決算】銘柄 アールプラン、学情、ヨシムラHD (9日大引け後 発表分)
12月9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
アールプラン <2983> [東証G] ★今期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額
◆25年1月期の連結経常利益を従来予想の15億円→20億円に33.3%上方修正。増益率が4.2倍→5.6倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。顧客ニーズを捉えた土地の仕入れや独自のデジタルマーケティングが奏功し、分譲住宅を中心に販売棟数が伸びる。販売価格の適正化やコストコントロールによる利益率の改善も上振れに貢献する。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の30円→45円(前期は15円)に大幅増額修正した。
学情 <2301> [東証P] ★今期経常は5%増で4期連続最高益、前期配当を13円増額・今期は2円増配へ
◆24年10月期の経常利益(非連結)は前の期比19.1%増の30.5億円で着地。続く25年10月期も前期比4.8%増の32億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は利益率の高いWebメディア「Re就活」「あさがくナビ」の売上成長が収益を牽引した。今期は先行投資によるキャリア採用(経験者採用)サービスの成長強化を継続するほか、前期から実施している投資効果によって利益成長も見込む。
併せて、前期の年間配当を52円→65円(前の期は51円)に増額し、今期も前期比2円増の67円に増配する方針とした。
ヨシムラHD <2884> [東証P] ★今期最終を35%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆25年2月期の連結最終利益を従来予想の11.1億円→15億円に35.1%上方修正。増益率が7.8%増→45.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。子会社ワイエスフーズが東京電力ホールディングス <9501> からALPS処理水放出に伴う外国政府の日本産水産物の輸入停止措置等による被害の損害賠償金として8.4億円を受領したことが上振れの要因。
ニイタカ <4465> [東証S] ★今期最終を56%上方修正・3期ぶり最高益、配当も28円増額
◆25年5月期の連結最終利益を従来予想の10億円→15.6億円に56.0%上方修正。増益率が41.8%増→2.2倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。中国子会社である新高(江蘇)日用品の全出資持ち分を譲渡することに伴い、子会社株式売却益および事業撤退損失引当金戻入益6.8億円を計上することが最終利益を押し上げる。
併せて、年間配当を従来計画の52円→80円(前期は44円)に増額修正した。
株探ニュース