オリックスが続伸、自己株消却で再放出による潜在的な需給悪化リスク後退との受け止め
オリックス<8591>が続伸している。同社は11日の取引終了後、自己株式5199万8810株を来年1月20日に消却する予定だと発表。再放出による潜在的な需給悪化リスクが後退したとの受け止めから買いが入ったようだ。同社は5月に発表した取得総数4000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の約3.3%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いを終了するとも発表した。12月10日までの累計の取得総額が500億円近くに達した。なお、同社は保有する自己株式総数の上限を発行済み株式総数の5%までとし、5%を超える自己株式については原則として消却する方針を掲げている。この原則について変更はないとしながらも、保有する自己株式数の適正化などを目的に、今回は発行済み株式総数の2%を超える自己株式を消却することとしたという。