「量子コンピューター」が12位にランク、グーグルの新型チップ開発で関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「量子コンピューター」が12位となっている。
米アルファベット<GOOG>傘下のグーグルは9日、量子コンピューターに使う新型のチップ「Willow(ウィロウ)」を開発したことを明らかにした。現在最も高速なスーパーコンピューターで10の25乗年、宇宙の歴史よりもはるかに長い時間を要する複雑な演算を5分未満で完了できるという。
量子コンピューターとは、量子力学の原理を用いた新世代のコンピューターのことを指す。量子ビットと呼ばれる情報の最小単位を使用することで、従来のコンピューターが一度に処理できる情報量を劇的に超える可能性を秘めている。世界各国で量子コンピューターの開発が加速しており、実用化されれば交通渋滞の解消や医薬品の開発、ビッグデータの解析、人工知能(AI)の開発などに大きな進展をもたらすといわれている。
関連銘柄としては、子会社が量子ドットレーザーを扱っているYKT<2693>、量子コンピューティングプラットフォームを展開するフィックスターズ<3687>、グループ会社が量子コンピューターのアルゴリズム・ソフトウェアの研究開発を行っているテラスカイ<3915>、グループ会社が量子コンピューター向け低雑音信号処理システムを手掛けているエヌエフホールディングス<6864>などが挙げられる。