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「宇宙開発関連」が19位にランクイン、スペースデブリに15メートルまで接近で関心高まる<注目テーマ>

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2024年12月13日 12時20分

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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が19位にランクインした。

アストロスケールホールディングス<186A>が11日、今年2月に開始した商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J(アドラスジェイ)」のミッションで、観測対象のデブリから約15メートルの距離までの接近に成功したと発表した。これは、民間企業が実際のデブリに接近した世界で最も近い距離となる。

運用を終了した衛星やロケット上段などのデブリは、接近や捕獲・ドッキングなどの能力・機器を有さないことから「非協力物体」と呼ばれ、外形や寸法などの情報が限られるほか、位置データの提供や姿勢制御などの協力が得られない。そのため、軌道上での状態を把握しつつデブリに安全・確実に近傍運用することは、デブリ除去を含む軌道上サービスを提供するために不可欠な技術だ。「ADRAS-J」は実際のデブリへの安全な接近を行い、近距離でデブリの状況を調査する世界初の試みで、今回の成功により将来のデブリ除去サービスの実用化などへの期待が高まっている。

これを受けて、アストロHDの株価は12日に5日続伸した。他の宇宙開発関連への物色の波及は限定的だったものの、株式市場でも宇宙開発に関する関心は根強い。この日は全般相場の軟調もあって関連銘柄に目立った動きは少ないものの、Ridge-i<5572>、ispace<9348>などはしっかりとなっている。

出所:MINKABU PRESS

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