河西工やヨロズが急伸、日産自・ホンダ経営統合報道で自部品株にも資金
内装部品を手掛ける河西工業<7256>とサスペンションのヨロズ<7294>、変速機のユニバンス<7254>が急伸。車体メーカーの日産車体<7222>や車体骨格部品のユニプレス<5949>、外装部品のファルテック<7215>が高く、日産自動車<7201>を主要取引先とする自動車部品メーカーの株価に上昇圧力が掛かっている。18日付の日本経済新聞朝刊が、「ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入る」と報じた。経営不振に陥った日産自向けの部品生産の先行きが懸念されていたサプライヤー各社に対しては、経営統合による販路拡大期待に加え、部品業界における再編の可能性も意識され、資金が流入したようだ。
ホンダ<7267>を主要取引先とするメーカーでは、シート生産のテイ・エス テック<7313>やプレス部品のジーテクト<5970>、サスペンション部品のエフテック<7212>が上伸。樹脂製部品やエアバッグを手掛け、ホンダと日産自の両社を得意先とする日本プラスト<7291>が株価水準を切り上げている。ホンダのFIチーム向けの試作部品を担当した実績を持つヒーハイスト<6433>にも思惑的な資金が入った。