話題株ピックアップ【夕刊】(3):クラダシ、シード、大石産業
■クラダシ <5884> 319円 +39 円 (+13.9%) 一時ストップ高 本日終値
クラダシ<5884>が4営業日ぶりに急反発。同社は18日取引終了後、再生可能エネルギー事業(系統用蓄電池事業など)への参入検討を始めたと発表しており、これが材料視されたようだ。検討しているのは、再生可能エネの導入拡大と電力需給の安定化に向けた系統用蓄電池による蓄電所の建設・運用など。事業モデル、スキーム、事業開始のために支出する費用などの詳細については、決まり次第速やかに公表するとしている。
■シード <7743> 510円 +52 円 (+11.4%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位
シード<7743>が大幅高に買われた。19日付の日本経済新聞電子版で「東京農工大とシードの共同研究でコンタクト型ディスプレーを開発」と報じられており、これを材料視する買いが入ったようだ。目の角膜部分に直接載せて使うマイクロディスプレーを東京農工大の高木康博教授と共同で開発したという。記事によると、現在は基幹技術の開発を終えて生産技術の開発を進めている段階だが、将来はデバイスメーカーなどと組んで製品化を目指すとしている。
■大石産業 <3943> 1,091円 +97 円 (+9.8%) 一時ストップ高 本日終値
大石産業<3943>は一時ストップ高。午後2時ごろ、配当方針について連結純資産配当率(DOE)を「1.5%以上を目安」から「2.0%以上を目安」に変更すると発表した。26年3月期の中間・期末配当から適用する。あわせて、25年3月期に創業100周年記念配当を実施すると発表した。従来16円としていた期末配当予想に記念配当15円を上乗せし、31円とする。これら発表を好感した買いが集まった。
■ピアズ <7066> 712円 +49 円 (+7.4%) 本日終値
ピアズ<7066>が4日ぶりに急反発。18日の取引終了後、10月10日に発表した自社株買いについて、取得枠の上限を現行の25万株または2億円から59万株(発行済み株式数の6.3%)または4億円へ拡大すると発表しており、これを好感する買いが入ったようだ。なお、25年4月14日までとする取得期間は据え置いた。
■くすりの窓口 <5592> 1,459円 +97 円 (+7.1%) 本日終値
くすりの窓口<5592>が続急伸。同社は18日の取引終了後、25年3月期の連結業績と配当予想の上方修正を発表。これを好感した買いが入ったようだ。今期の売上高予想を5億円増額して105億円(前期比20.4%増)、最終利益予想を1億200万円増額して11億1900万円(同28.6%増)に引き上げた。年間配当予想は1円40銭増額して15円40銭(同15円40銭増配)とした。メディア事業では、オンライン服薬指導が備わった商品の追加導入が増えたほか、基幹システム事業において補助金交付対象である機能の追加により顧客の需要が拡大。収益が上振れする見込みとなったという。あわせて同社は、連結子会社のヘルパーリンクの株式譲渡についても発表。業績への影響は軽微としている。
■日本スキー場開発 <6040> 1,188円 +63 円 (+5.6%) 本日終値
日本スキー場開発<6040>が4連騰。年初来高値を更新した。日本政府観光局が18日に発表した11月の訪日外客数(推計)は318万7000人となった。前年同月比で30.6%増となり、11月として過去最高を記録。1~11月の累計では3337万9900人となり、これまでの過去最高だった2019年の年間累計を上回った。インバウンド需要が堅調に拡大するなか、日本スキーは17日にグループ会社が運営する竜王スキーパークにおいて、標高1770メートルの山頂エリアで雪遊びができる「SORA SNOW LAND」をオープンすると発表。ノンスキーヤー向けに世界最大級のロープウェイや、雪上を走行するバギーに乗車できる観光プランも実施するという。更に、18日には竜王スキーパークにおいて「辛ラーメン」との期間限定のコラボメニューを提供すると公表。これらを背景に、今後の収益面での好影響を見込んだ買いが入ったようだ。
■ジェネレーションパス <3195> 307円 +16 円 (+5.5%) 本日終値
ジェネレーションパス<3195>が大幅反発。同社は19日、中国のグループ会社が中国・青島市政府から高新技術企業(ハイテク企業)としての認定を受けたと発表し、手掛かり視されたようだ。認定された新綻紡グループは現地の大学機関などと連携し、機能性繊維の研究開発を進めている。今回、高性能繊維製品分野における認定を受けたことにより、今後は税制優遇などのメリットを享受できるようになるという。
■サイフューズ <4892> 463円 +13 円 (+2.9%) 本日終値
サイフューズ<4892>が後場に急伸。同社は19日、SCREENホールディングス<7735>とともに、再生・細胞医療分野において細胞製品の品質管理を刷新する新技術のイノベーションを実現したと発表。これを材料視した買いが株価を押し上げたようだ。スクリンの光学技術を搭載した細胞断層撮像システムを用いて、サイフューズの「ヒト3Dミニ肝臓」など立体的に培養した細胞や、3D細胞製品が安定した品質で提供できるようになるという。連携の成果を踏まえ、サイフューズはヒト臓器の機能を体外で再現する「機能性細胞デバイス」の製品ラインアップ拡大を図る。
■日宣 <6543> 668円 +16 円 (+2.5%) 本日終値
日宣<6543>はしっかり。18日取引終了後、広告代理業を手掛けるアスティ(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は12月25日の予定。アスティは大手ディベロッパーの指定代理店として、都心の高級マンションを中心とした広告プロモーションの豊富な実績を持つという。
■ライスカレー <195A> 677円 +16 円 (+2.4%) 本日終値
ライスカレー<195A>が続伸。午後2時30分ごろ、子会社WinCが展開するオーラル美容ブランド「MiiS(ミーズ)」から8月1日に発売した口腔ケアタブレット「mm flora*(エムエムフローラ)」が、販売開始から約4カ月で累計販売数5万個を突破したと発表しており、好材料視された。「mm flora*」は、「至近距離OK!ミリ単位で近づくお守りサプリ」というキャッチコピーで販売を開始した口腔ケアタブレットで、「口内フローラ」に着目し、人と話す前や、日中に歯磨きができない時、口の乾燥や口臭が気になる場面で、1ミリでも人と近づくためのお守りになるようにとの想いを込めた商品。16種の乳酸菌をはじめ、口の「菌活」に着目して厳選した成分を配合している。
●ストップ高銘柄
ビジネスコーチ <9562> 1,663円 +300 円 (+22.0%) ストップ高 本日終値
リグア <7090> 1,133円 +150 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値
True Data <4416> 777円 +100 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
東邦亜鉛 <5707> 590円 -150 円 (-20.3%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース