東京株式(前引け)=続伸、商い低調ななかも寄り後は上値指向に
26日前引けの日経平均株価は前営業日比205円96銭高の3万9336円39銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は9億5561万株、売買代金概算は1兆7478億円。値上がり銘柄数は977、対して値下がり銘柄数は592、変わらずは74銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、寄り付きは売り買い交錯のなか日経平均が前日終値とほぼ同水準でのスタートとなったが、その後は先物主導で買いに厚みが加わり上値指向を強めた。朝方に3万9300円台に水準を切り上げた後は、いったん伸び悩んだものの前引けにかけて締まった。前場はこの日の高値圏で取引を終えている。前日の欧州株市場や米国株市場がクリスマスで休場だったこともあって海外投資家の参戦が限られ、商いは低調が続いているものの、日本株は米国株などと比較して相対的な出遅れ感が強く、押し目買いニーズが活発化している。業種別では自動車株への買いが目立つ。
個別では売買代金首位のディスコ<6146>が高く、フジクラ<5803>、ソフトバンクグループ<9984>なども上値を追った。トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>なども商いを膨らませ上げ足鮮明。サンリオ<8136>が買い優勢、三越伊勢丹ホールディングス<3099>も値を上げた。J.フロント リテイリング<3086>、積水化学工業<4204>が大幅高を演じ、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>も物色人気。半面、キオクシアホールディングス<285A>が下値を探り、楽天グループ<4755>も軟調。日本航空<9201>も売りに押された。宮越ホールディングス<6620>は大幅安、シード<7743>も下落した。