株探編集長が選ぶ「24年トップ特集10+3」 <新春特別企画>

特集
2025年1月2日 15時00分

2025年がスタートした。4月には満を持して大阪・関西万博が開幕し、55年ぶりの「世界の国からこんにちは」となる。今年は巳年だが、果たして相場格言の「辰巳天井」の如(ごと)く高値をつけに行くのだろうか。トランプ米次期政権の誕生が近づき、波乱ムードが高まるなか新しい年が始まった。

昨年は、米国の政策金利の行方に一喜一憂しながらも、2月に日経平均株価は終値で過去最高値を更新して「失われた30年」をついに奪還。3月には終値で4万円大台乗せを果たした。しかし、8月には歴史的な暴落を経験することになり、まさに波乱相場を絵に描いたような展開となった。政治に目を転じれば、石破政権が誕生するも総選挙で大敗し少数与党に転落。政権基盤のぜい弱さが大きな課題に。一方、米国では「もしトラ」転じ「ほぼトラ」に、そしてついにはトランプ氏が大統領に返り咲くことになった。今月には、いよいよトランプ政権が発足し、新たな世界秩序の構築が始まることになる。

「株探トップ特集」取材班は、マーケットに潜む材料を雨の日も風の日も懸命に追い続けた。タイムリーな市場動向を伝えるべく日夜取材を続け、2024年は246本のトップ特集を配信した。新年相場を迎えるにあたり、さまざまな出来事があった1年を振り返り、株探編集長が特に印象深かった「トップ特集」を10本紹介する。加えて、同特集のなかでも出世株のヒントが満載で好評だった“銘柄を厳選した記事”を3本再録する。これらは昨年のトップ特集の精華でもあり、これから臨む新たな年の投資アイデア、ヒントを探るためにも、是非ご一読いただければ幸甚だ。

人類最後のフロンティア、株高軌道に乗る「宇宙関連」大望株リスト (2024年1月30日)

昨年、株式市場で一気に注目を集めたのが「宇宙関連株」で、これを先取りした記事。大型基幹ロケット「H2A」の後継機である「H3」の打ち上げを3回連続で成功させるなど、日本勢の躍進は目覚ましい。日本も参画する米国主導の「アルテミス計画」では、約半世紀ぶりとなる人類の月面着陸を目指しており、折に触れて株価を刺激することになりそうだ。

なお宇宙関連は、5月に「宇宙関連に熱視線再び、アストロS上場接近でテーマ株躍動の予感」でも取りあげている。

進撃のトランプ、現実味帯びる「もしトラ」でざわめき立つ関連株 (2024年2月5日)

当時、トランプ氏の返り咲きについては依然として懐疑的なムードが強かったが、「もしかして大統領になったら」のケースを想定し、好影響を受ける関連銘柄を探った。「予想通り?」と言うべきか、同氏の当選が濃厚になるなか、取り上げた関連銘柄の多くが上昇することになった。今月20日、トランプ氏が大統領に就任するが、予測不可能な行動を取る同氏だけに、ここからの4年間は目が離せない。

「失われた30年」ついに奪還、雄叫び上げる「高額消費」関連株 (2024年2月26日)

日経平均株価は2月22日、3万8915円87銭を上抜き、悲願だった約34年ぶりとなる史上最高値更新を果たした。こうしたなか、保有株の株価上昇で金融資産が増加し、高額消費への支出を促すことになるとの見方が出ていると指摘。株高がポジティブに働く可能性があるとして着目した百貨店株などは、その後、更に上値を追うことになった。

ニッポン全国半導体祭り、春爛漫の“津々浦々”株高ハンティング (2024年4月15日)

日本列島が半導体工場の新設・増設、そして再開で沸いている。半導体受託生産で世界トップの台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>の進出で盛り上がる熊本県や、先端半導体の量産を目指すラピダスが熱い視線を集める北海道にとどまらず、日本各地で半導体工場を巡る動きが活発化し、地域経済の活性化にも一役買っている。「シリコンアイランド・ニッポン」の復活に迫った。

再編圧力で株価変貌へ「親子上場解消」関連の赤マル急上昇株を探せ (2024年5月14日)

東証による市場改革を背景に株主重視の考えが広まるなか、海外投資家を中心に「親子上場」を巡る視線は年々厳しさを増している。親会社に対して上場グループ会社を完全子会社化して体制強化を図るか、あるいは持ち分を売却してその売却益を株主還元や成長投資に充てるかが求められるようになったためだ。グループ再編の動きが加速するなか、関連銘柄を探った。

人手不足極まる、活躍必至の「スキマバイト関連」有力株・総ざらい (2024年7月4日)

隙間時間に単発や短期で仕事を請け負う「スキマバイト」が、ここ急速に広がりをみせている。構造的な人口減少が続き、人手不足に一段と拍車が掛かっていることが背景にある。スキマバイト大手の「タイミー <215A> 」が上場を控えていたなか、物色人気の波及が予想される関連銘柄を総点検した。

パリ五輪・直前! メダルラッシュで勇躍する関連株を追う (2024年7月22日)

パリ五輪の開幕直前に、活躍期待が高まる関連銘柄を総ざらい。株式市場では、五輪での成績が株価の刺激材料となる可能性もあることから、メダル獲得が濃厚な競技や有力選手に熱い視線が向かう習性がある。材料不足が著しい夏枯れ相場のなかで、躍動する「パリ五輪」関連株をチェックした。

「米国をビットコイン超大国に」、仮想通貨関連は米大統領選で一大飛躍するか (2024年8月10日)

昨年後半から、ビットコインが大相場を演じるなど「暗号資産(仮想通貨)」が熱い視線を浴びている。記事の公開当時、大統領候補だったトランプ氏が「親・仮想通貨」の姿勢を前面に打ち出したことで、関連株が人気化。当記事では、11月の米大統領選でトランプ氏が勝利すれば、仮想通貨関連株の人気が一気に盛り上がる可能性を指摘していた。

自民党総裁選は異例の大混戦、候補者と関連銘柄を緊急リサーチ (2024年9月4日)

政治とカネの問題、そして派閥解消により出馬表明が相次いだことで、自民党総裁選は異例の大混戦となった。誰が新総裁に選出されるのか見通すのは困難な情勢で、当時出馬を正式に表明した候補者から、出馬が取り沙汰されていた候補者まで重点政策を踏まえつつ、石破氏をはじめ12人の総裁候補それぞれの関連銘柄を大点検した。

待ったなし「太陽光パネル」大量廃棄時代、爆需発生で輝く銘柄群を狙え (2024年11月6日)

太陽光パネルの大量廃棄時代が近づいている。2012年に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)をきっかけに 太陽光発電の設置が活発化したが、太陽光パネルの寿命は20~30年といわれ、今後は使用済みパネルが大量に発生する見通しだ。処分場の逼迫が懸念され大量のパネルをどう処理するかが課題となっており、リサイクルに取り組む企業を探った。関心の高さから本記事は多くの投資家に読まれた。

☆プラス3【銘柄厳選トップ特集】

株価変貌の初動につけ! 先端半導体「HBM」で化ける最強6銘柄 (2024年5月18日)

生成AI 市場急拡大でにわかに脚光。GPUとともに新たな成長のステージへ駆け上がるHBM関連を追った。

時代の要請で急浮上、ダブルバガーを狙う「サイバー防衛」特選7銘柄 (2024年7月20日)

ランサムウェア攻撃が多発、サイバー 防衛でスポットライトを浴びるセキュリティー銘柄を探った。

データセンター爆増で電力設備周辺株が化ける! 刮目の6銘柄精選 (2024年11月16日)

飛躍する生成AI市場と自動運転時代の到来で様変わりする「電力設備周辺」の強力なテーマ性に着目。関連銘柄を厳選してピックアップした。

⇒⇒★元日~6日に、2025年「新春特集」を一挙、"25本"配信します。ご期待ください。

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