「量子コンピューター」が首位、グーグル新型チップ発表を受けた物色続く<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
2 人工知能
3 データセンター
4 半導体
7 防衛
8 生成AI
9 仮想通貨
10 半導体製造装置
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「量子コンピューター」が首位となっている。
同テーマへの高い関心が続いている。米アルファベット<GOOG>傘下のグーグルが量子コンピューター向けの新型チップ「Willow(ウィロー)」を先月発表したことを受け、投資テーマとして急速に意識され人気化した格好だ。量子コンピューターは、従来のものでは多くの時間を要する大量の計算を瞬時に行うことができるとされる。膨大なデータを高速で処理する必要がある生成AI分野などでの活用が期待されている。
グーグルは2019年にスーパーコンピューターで1万年かかる計算をわずか数分で解く「量子超越」を達成したと発表し、この際にも株式市場では大きな話題を呼んだ。実用化に向けた研究開発は各国で進んでおり、今後も投資テーマとして注目される場面は折に触れあるだろう。関連銘柄からは目が離せない。
この日前引け時点の関連銘柄の値動きでは、エヌエフホールディングス<6864>が一時ストップ高と引き続き物色人気を集めている。テラスカイ<3915>もしっかり。半面、フィックスターズ<3687>やユビキタスAI<3858>、インテリジェント ウェイブ<4847>などは足もと急上昇した反動で下落しているものの、商いは引き続き活発だ。