注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーストリテ、OSG、ハートシードなど

市況
2025年1月10日 11時48分

イオンモール<8905>:1932円(-96.5円)

大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、9-11月期営業利益は114億円で前年同期比16.8%増となったが、120億円程度の市場予想は下振れ。中国売上の計画を下回る状況が継続しているもよう。通期予想の550億円、前期比18.5%増は据え置いているが、第3四半期時点では中国を中心に8億円程度のビハインドのもよう。業績下振れを意識する動きが先行しているようだ。

キユーピー<2809>:3108円(-115円)

大幅続落。前日に24年11月期の決算を発表、営業利益は343億円で前期比74.3%増となったが、市場予想は10億円弱下回っている。第3四半期まで大幅増益が続いていたが、9-11月期は一転して前年同期比28.9%減に転じている。野菜高騰の影響のほか、米国や中国での販売低調が影響。25年11月期は345億円で前期比0.5%増と横ばい見通し。コンセンサスの370億円程度を下回る形になっている。

OSG<6136>:1715円(-108.5円)

大幅続落。前日に24年11月期の決算を発表、営業利益は189億円で前期比4.7%減となり、第3四半期決算時下方修正レベルの水準で着地。米国での一時的要因などもあって、9-11月期は前年同月比22.9%減と減益率が拡大している。25年11月期は210億円で前期比11.3%増の見通しとしているが、235億円程度のコンセンサスを下振れており、マイナス材料につながっているようだ。なお、中期計画なども同時に発表している。

7&iHD<3382>:2387.5円(+13円)

小幅反発。前日に第3四半期の決算を発表、9-11月期営業利益は1284億円で前年同期比24.0%減となっている。市場予想を小幅に下振れたとみられるが、海外事業苦戦による業績の悪化は織り込まれており、ネガティブな反応は限られる状況にも。一方、注目されているクシュタールからの買収提案、それに対抗する創業家のMBOの行方に関しては、5月の株主総会がタイムラインの目安としているもよう。

ファーストリテ<9983>:48700円(-3400円)

大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は1576億円で前年同期比7.4%増となり、ほぼ市場予想線上での着地となっている。国内ユニクロは計画以上の推移となっているが、中国の苦戦によって海外が計画を下回ったもよう。足元の月次動向などからは上振れ期待も高まっていたとみられ、ポジティブ反応は乏しいようだ。中国販売の先行き懸念再燃を警戒視する動きが先行へ。

アクセルM<3624>:163円(-3円)

続落。東京証券取引所が10日から同社株の信用取引による新規の売付け・買付けに係る委託保証金率を30%から50%以上(うち現金20%以上)にすると発表したことを受けて続落している。また、日本証券金融も増担保金徴収措置の実施を発表し、同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を30%から50%(うち現金担保分20%)にするとしている。

リプロセル<4978>:106円(+1円)

もみ合い。9日の取引終了後にQkineと販売代理店契約を締結したことを発表し、買いが先行するが上値は重い。同社および同社グループは、英国ケンブリッジに拠点を持つ高機能タンパク質の専門メーカーであるQkineと、代理店契約を締結した。同契約により、Qkineの製造する高品質な成長因子やサイトカインの販売展開が可能となる。Qkineの製品は動物由来原材料不使用、高純度、高活性といった特徴で高い評価を受けており、同社のネットワークを活用しながら全世界で販売を行うという。

ハートシード<219A>:3350円(-405円)

大幅反落。東京証券取引所が10日から同社株の信用取引による新規の売付け・買付けに係る委託保証金率を30%から50%以上(うち現金20%以上)にすると発表したことを受けて続落している。また、日本証券金融も増担保金徴収措置の実施を発表し、同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を30%から50%(うち現金担保分20%)にするとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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