話題株ピックアップ【夕刊】(2):JR東日本、日経レバ、東京メトロ

注目
2025年2月20日 15時44分

■JR東日本 <9020>  2,839.5円  +18.5 円 (+0.7%)  本日終値

JR東日本<9020>はしっかり。19日取引終了後、247万株(自己株式を除く発行済み株数の0.22%)を上限に20日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。株式交換による連結子会社2社の完全子会社化に伴い、これに必要な自己株式を取得するため。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、JR東日本は20日に予定通り買い付けを実施し、上限株数を取得した。

■日経レバ <1570>  26,275円  -715 円 (-2.7%)  本日終値

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅安。トランプ米政権下での関税強化の動きが引き続き重荷となっているほか、国内では日銀の追加利上げが前倒し的に行われるのではないかという警戒感が強い。そうしたなか、足もと外国為替市場では1ドル=150円台後半まで急速にドル安・円高方向に振れており、これが株式市場では投資家のセンチメント低下につながった。日経平均は一時500円超の下げで3万8600円台まで水準を切り下げたが、日経平均に連動するETFで価格変動率が2倍に設定されている日経レバもこれに追随する展開を強いられている。日経レバの売買代金は全市場ベースで第4位に入るなど、個人投資家を中心とした短期資金の参戦が活発化している。

■東京地下鉄 <9023>  1,765円  -40 円 (-2.2%)  本日終値

東京地下鉄<9023>が続落した。同社は19日、千代田線の車両1編成において、一部検査項目が未実施の状態で列車を運行していたことが判明したと公表。発表を嫌気した売りが出たようだ。当該車両について事故や故障は発生していないが、直ちに使用を中止したという。また同社はほかの保有車両全編成について、検査項目の未実施がないことを確認したとしている。

■トヨタ自動車 <7203>  2,710.5円  -45 円 (-1.6%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>とSUBARU<7270>、ホンダ<7267>が軟調推移。20日の外国為替市場でドル円相場は一時1ドル=150円台半ばまでドル安・円高に振れた。ウクライナ停戦協議を巡る不透明感が高まったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表後に米金利が低下したことなどを背景に、円を買い戻す流れが出ている。米国の関税政策による悪影響が懸念される自動車株には円高という逆風が加わる格好となり、買い持ち高を圧縮する目的の売りが続いている。

■栗林商船 <9171>  1,323円  +300 円 (+29.3%) ストップ高   本日終値

栗林商船<9171>が強含み。同社はきょう午後2時ごろ、25~27年度を対象期間とする中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる28年3月期の連結営業利益目標を30億円(24年3月期実績は15億3300万円)としていることが評価されたようだ。28年3月期の連結売上高目標は563億円(同488億8500万円)に設定。定性的目標として、外部環境の変化に左右されない堅固な経営基盤の確立を掲げている。

■イトーヨーギョー <5287>  746円  +100 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

イトーヨーギョー<5287>が上げ足加速。昨年8月28日につけた昨年来高値705円をブレークし一気に新値圏に浮上している。マンホールなどのコンクリート2次製品を手掛けるが、ライン導水ブロックを中心とした道路関連製品が好調で収益を押し上げている。25年3月期は営業利益が前期比48%増益を見込むなど回復色を鮮明とする見通し。埼玉県八潮市の県道で起こった道路陥没事故を受け、今後水道インフラの予防保全や再構築に対する需要が顕在化するとの見方が高まっている。同社はその関連株の一角として、投資資金の流入が本格化しており需給相場の様相を見せ始めている。

■フジタコーポレーション <3370>  275円  +33 円 (+13.6%)  本日終値

フジタコーポレーション<3370>が急伸。同社は19日の取引終了後、株主優待制度の変更について発表した。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。保有株式に応じた優待内容について、従来は3区分だったが、これを5区分に見直す。また優待内容について従来は「WEBクーポン」のみとなっていたが、これを「自社製品またはWEBクーポン」に見直す。

■ANAP <3189>  495円  +57 円 (+13.0%) 一時ストップ高   本日終値

ANAP<3189>が一時ストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。20日、子会社の迅速な業容拡大に対応できる資金を確保することを目的として、総額15億円を限度とする資金の借り入れに関する取引基本約定書を締結すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ネットプライス事業再生合同会社から10億円を限度に借り入れを行い、ANAPライトニングキャピタラルへの転貸資金に充てる。また、QL有限責任事業組合から5億円を限度に借り入れを行い、エステ事業に関する運転・設備資金に充当する。ともに金利は固定で2%、3月の借り入れ開始を予定し、最終返済期限は6月末日とする。

■ALiNK <7077>  1,119円  +54 円 (+5.1%)  本日終値

ALiNKインターネット<7077>が19日の取引終了後、株主優待制度を変更し、長期保有に対する優遇制度を導入すると発表。これを好感した買いが入ったようだ。2月末日時点で100株以上を1年以上、継続して保有する株主に対し、現行の優待に加えて、オリジナルQUOカードを保有株式数の区分に応じて1000~3000円分贈呈する。今年2月末日を基準日とする株主優待より適用する。

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