「ディフェンシブ」がランキング3位、 米景気への懸念浮上し防御姿勢強まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ディフェンシブ」がランキング3位となっている。
米国景気に対する不透明感が強まっている。先月21日に発表された米2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は49.7と節目となる50を割り込み「不況」水準に落ち込んだ。同日に発表された米2月ミシガン大学消費者態度指数や、25日の米2月消費者信頼感指数も予想を下回った。その一方、トランプ関税による物価上昇も懸念されインフレに対する警戒感も根強い。市場の一部には景気減速と物価上昇が同時に進む「スタグフレーション」を危ぶむ声も出ている。
こうしたなか、株式市場では防御姿勢が強まる格好でディフェンシブ関連株に対する関心が高まっている。電力・ガスや鉄道、通信、食品、医薬品株などが物色対象となり、具体的には東京ガス<9531>や関西電力<9503>、JR東日本<9020>、日本電信電話<9432>、山崎製パン<2212>、武田薬品工業<4502>などが注目される。