話題株ピックアップ【夕刊】(3):Vゴルフ、ライトW、エコナビスタ

注目
2025年3月17日 15時49分

■バリューゴルフ <3931>  1,301円  +282 円 (+27.7%) 一時ストップ高   本日終値

バリューゴルフ<3931>は物色人気を集めた。前週末14日取引終了後、26年1月期連結業績予想について売上高を前期比9.0%増の45億円、営業利益を同99.9%増の1億8000万円と発表。あわせて株主優待制度の拡充を発表しており、これらが好感された。配当予想は前期比据え置きの25円とした。同時に発表した25年1月期決算は売上高が前の期比12.8%増の41億2700万円、営業利益が同46.0%増の9000万円だった。ゴルフ予約サービス「1人予約ランド」などを運営する主力のゴルフ事業が堅調に推移した。株主優待については、今年7月分から保有株式数に応じた区分を「200株以上~499株未満」「500株以上」の2つ設け、継続保有期間の条件を廃止した。現行では「500株以上」かつ「1年以上継続保有」が優待の対象条件になっている。

■ライトワークス <4267>  1,937円  +400 円 (+26.0%) ストップ高   本日終値

ライトワークス<4267>がストップ高。前週末14日の取引終了後、MBOの一環として、資産管理会社のLWLホールディングス(東京都千代田区)が同社株の非公開化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格の2179円にサヤ寄せする格好となった。非公開化により短期的な業績に左右されず中長期的な企業価値の最大化を図る方針。買付予定数は252万9200株(下限88万1400株、上限設定なし)で、買付期間は3月17日から5月15日までを予定している。TOB成立後、ライトW株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を3月14日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■エコナビスタ <5585>  2,116円  +400 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値

エコナビスタ<5585>がストップ高。エーザイ<4523>が前週末14日の取引終了後、エコナビスタの完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格2190円にサヤ寄せする格好となった。エーザイは現在、エコナビスタ株式を保有していないが、認知症プラットフォームの構築に向けて事業活動を進めるなか、ライフリズムナビを手掛けるエコナビスタを完全子会社化することでエーザイの顧客接点を活用した「ライフリズムナビ+Dr.」の普及拡大やエコナビスタの顧客接点を活用したMCI(軽度認知障害)・認知症の予防や早期受診につながる仕組みの構築、在宅向け「ライフリズムナビ」による在宅介護市場への貢献拡大などのシナジーが期待できるという。買付予定数は730万4743株(下限486万9800株、上限設定なし)、買付期間は3月17日から5月7日までを予定している。また、TOB成立後、エコナビスタ株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を3月14日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、エコナビスタは今回のTOBに対し、賛同の意見を表明している。

■オートサーバー <5589>  2,220円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値

オートサーバー<5589>がストップ高。前週末14日の取引終了後、25年6月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表したことを好感した買いが流入した。25年6月末時点で100株以上を保有する株主を対象に一律でQUOカード1万円分を贈呈する。また、26年6月末以降は毎年6月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数100株以上でQUOカード5000円分、または200株以上を1年以上継続保有でQUOカード1万5000円分を贈呈する。

■アシロ <7378>  1,798円  +284 円 (+18.8%) 一時ストップ高   本日終値

アシロ<7378>は急騰。前週末14日取引終了後に24年11月~25年1月期連結決算を発表し、売上高は15億8100万円(前年同期比63.7%増)、営業損益は4億600万円の黒字(前年同期1億400万円の赤字)だった。黒字転換を評価した買いが膨らんだ。主力のメディア事業でリーガルメディアの掲載枠数や掲載顧客数が増加し、掲載料収入が伸びた。弁護士や公認会計士の人材紹介サービスなどを提供するHR事業も好調だった。なお、通期の増収増益見通しに変更はない。

■Liberaware <218A>  941円  +131 円 (+16.2%) 一時ストップ高   本日終値

Liberaware<218A>が一時ストップ高に買われて上場来高値を更新した。前週末の14日取引終了後に発表した25年7月期第2四半期累計(24年8月~25年1月)の単体決算は、売上高が6億1500万円、最終損益が2億4600万円の赤字だった。売上高は前年同期比で2.3倍となったほか、最終赤字幅は縮小しており、これらを好感した買いが入ったようだ。点検ソリューションやソリューション開発の需要が拡大し、大幅な増収となった。

■放電精密加工研究所 <6469>  1,515円  +196 円 (+14.9%)  本日終値

放電精密加工研究所<6469>が急騰、今年に入ってからの高値を更新した。同社は昨年1月30日付で三菱重工業<7011>と資本・業務提携を行っており、現在、三菱重が同社の発行済株式数34%強を保有する筆頭株主となっている。金属放電加工の専業として技術力の高さに定評があり、特殊工程認証で業界随一の実力を持つ。防衛装備品を含む航空宇宙関連部品の受注が高水準で業績も25年2月期営業利益は前期比7割増を見込むなど好調。進捗率から一段の上振れも視野に入っている。

■イフジ産業 <2924>  1,980円  +228 円 (+13.0%)  本日終値

イフジ産業<2924>が続急伸。前週末14日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を246億5100万円から253億1300万円(前期比3.3%増)へ、営業利益を25億6800万円から30億6700万円(同73.7%増)へ、純利益を17億2200万円から21億7200万円(同36.0%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を27円から40円へ引き上げたことが好感された。液卵事業において、販売数量が過去最高となった第3四半期累計期間以降も好調に推移していることに加えて、調味料事業である日本化工食品及び新たに連結子会社化したHORIZON FARMSの業績が概ね好調に推移していることが要因としている。なお、年間配当予想は66円(前期48円)となる。

■Fインタ <7050>  1,950円  +210 円 (+12.1%)  本日終値

フロンティアインターナショナル<7050>が急反発。同社は14日取引終了後、25年4月期の期末一括配当を従来計画比29円増額の94円(前期は39円)にすると発表しており、これが好感されたようだ。なお、同時に公表した第3四半期累計(24年5月~25年1月)の連結決算は、売上高が前年同期比12.3%増の137億7600万円、営業利益が同30.8%減の7億8200万円で着地。主力のイベント領域を中心に回復基調となったことが増収につながったが、前期固有の案件の反動や戦略的な人的資本投資を継続したことが利益面に影響した。通期業績予想については従来見通しを据え置いている。

■ペッパーフードサービス <3053>  210円  +20 円 (+10.5%)  本日終値

ペッパーフードサービス<3053>は大幅高。前週末14日取引終了後、株主優待制度の基準日を追加すると発表した。現行は12月末の年1回だったが、これを6月末・12月末の年2回に拡充する。6月分の優待内容は現行(12月分)のものと同様。今年6月から実施する。これを好感した買いが入った。

●ストップ高銘柄

ぷらっとホーム <6836>  4,535円  +700 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

エコモット <3987>  572円  +80 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

ジィ・シィ企画 <4073>  1,076円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

レナサイエンス <4889>  1,122円  +150 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

インスペック <6656>  638円  -150 円 (-19.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.