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話題株ピックアップ【夕刊】(3):リズム、日本取引所、セルシード

注目
2025年3月25日 15時46分

■リズム <7769>  3,705円  +20 円 (+0.5%)  本日終値

リズム<7769>はしっかり。24日取引終了後、28年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高400億円(24年3月期実績326億200万円)、営業利益25億円(同7億3000万円)とする目標を掲げた。これまでの事業変革への取り組みを完遂するとともに、外部環境変化に負けない自走的成長により更なる企業価値向上に取り組む構え。

■日本取引所グループ <8697>  1,650円  +4.5 円 (+0.3%)  本日終値

日本取引所グループ<8697>が後場堅調。正午ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業収益を1590億円から1620億円(前期比6.0%増)へ、営業利益を860億円から895億円(同2.4%増)へ、純利益を580億円から605億円(同0.5%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を17円から29円へ引き上げたことが好感された。業績予想数値の前提となる1日平均の売買代金・取引高について、株券などを5兆4000億円から5兆7000億円へ見直したことなどが要因としている。

■岩手銀行 <8345>  3,240円  +5 円 (+0.2%)  本日終値

岩手銀行<8345>が堅調推移。同社は24日の取引終了後、大和証券グループ本社<8601>傘下の大和証券と、包括的業務提携に関する最終契約を締結したと発表。これを材料視した買いが株価を支援したようだ。昨年11月に基本合意書を締結した後、提携に関する協議を進めていた。2026年4月に新たな協業体制を構築することを目指す。岩手県を中心に8拠点から、両社の商品・サービスを顧客に提供する体制を整え、地域にあわせた資産管理型ビジネスモデルを追求していく。

■日東工器 <6151>  1,955円  -28 円 (-1.4%)  本日終値

日東工器<6151>が反落。24日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を282億4000万円から270億5100万円(前期比0.1%減)へ、営業利益を30億6000万円から24億9400万円(同6.9%減)へ、純利益を22億2000万円から18億2400万円(同0.9%減)へ下方修正し、あわせて期末配当予想を27円から18円へ引き下げたことが嫌気された。半導体や自動車業界における需要の減少により、迅速流体継手と機械工具の売上高・利益が計画を下回る見通しとなったことが要因としている。

■セルシード <7776>  444円  +80 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値

セルシード<7776>がストップ高。24日の取引終了後、多指症患者の廃棄組織から細胞シートを作製する治療方法である同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の第3相臨床試験の治験開始のメドがついたと発表したことが好感された。同治験に関しては、治験の進捗に応じたマイルストンの支払い金額などに関する東海大学との交渉に時間を要し開始時期が遅れていたが、同大学と合意したことで治験を開始するとしている。なお、同件による25年12月期業績への影響は業績予想に織り込み済みとしている。

■理経 <8226>  399円  +36 円 (+9.9%)  本日終値

理経<8226>が続急伸し昨年来高値を更新した。24日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を182億円から188億円(前期比55.0%増)へ、営業利益を7億7000万円から10億1000万円(同77.8%増)へ、純利益を3億5000万円から5億2000万円(同36.1%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を5円から6円(前期5円)へ引き上げたことが好感された。システムソリューション事業で一部案件の増額があったことに加えて、電子部品及び機器事業で来期に納入予定だった防衛省向け大型案件などの前倒し納入が可能となったことなどが寄与する。また、ネットワークソリューション事業で売上原価の削減を図ったことも奏功する。

■ピアラ <7044>  269円  +20 円 (+8.0%)  本日終値

ピアラ<7044>が急反発。同社は24日取引終了後、子会社のサイバースターがVチューバーに特化したASPソリューション「RESULT V(リザルトブイ)」の提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。このサービスは、Vチューバーならではの高いエンゲージメントを活用し、熱量の高いファンへダイレクトに商材やサービスを届けることが可能なASPソリューション。一般的なアフィリエイトとは異なり、単なる広告配信ではなく、Vチューバーの「世界観」や「ファンとの強固なつながり」を生かしたプロモーションが実現できるという。

■エリアクエスト <8912>  164円  +11 円 (+7.2%)  本日終値

エリアクエスト<8912>が上げ幅を拡大した。25日午前11時、株主優待制度の拡充を発表し、好感されたようだ。これまで1000株以上を保有する株主を対象に、6月30日を基準日として3000円相当のオリジナルQUOカードを受け取ることができる仕組みとなっていた。新たな優待制度では、QUOカードの額面が4000円相当となる。

■東京通信グループ <7359>  275円  +18 円 (+7.0%)  本日終値

東京通信グループ<7359>が反発。同社は24日取引終了後、銀座の街並みを再現したインターネット上のバーチャル空間「AMIZA CITY GINZA」ベータ版を公開したと発表。今後の展開が期待されているようだ。正式版(公開時期は未定)では、エリアや出店店舗数をベータ版から拡大し、サービスの拡充を図る予定。また、人工知能(AI)を活用した情報提供などの機能も追加していくとしている。

■マイクロアド <9553>  312円  +17 円 (+5.8%)  本日終値

マイクロアド<9553>が反発。同社はきょう、子会社のNew Bがスギホールディングス<7649>傘下のスギ薬局と提携し、中国シニアマーケット向けの訪日インバウンドプロモーションサービスを開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。具体的には、ツアー客をスギ薬局の店舗に直接送客するほか、旅マエ施策(多角的な事前プロモーションによる商品の認知獲得)や旅アト施策(効果検証・越境旗艦店のPR)まで、日本企業の商品プロモーションをトータルにサポート。New Bは今後も、提携するパートナー企業と両社の知見を用いて、中国人インバウンド及びアウトバウンドプロモーションサービスの共同開発及び提供を行っていくとしている。

●ストップ高銘柄

レオクラン <7681>  956円  +150 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

ケイファーマ <4896>  1,083円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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