「水道関連」が17位にランク、国交省の26年度概算要求は老朽化対策などに重点<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水道関連」が17位となっている。
国土交通省は26日、2026年度予算の概算要求を公表した。一般会計の総額は25年度当初予算に比べて19%増の7兆812億円で、このうち公共事業関係費は19%増の6兆2820億円。埼玉県八潮市の道路陥没事故などを踏まえたインフラ老朽化対策などによる予防保全型のインフラメンテナンスの実現に同29%増の1兆783億円を充てる。
具体的には、事故発生時に社会的影響が大きい上下水道管路の更新及びリダンダンシー(自然災害などによる障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、あらかじめライフライン施設などを多重化したり、予備の手段が用意されていること)の確保など。このほか、官庁施設の危険箇所の解消などによる老朽化対策、戦略的なインフラメンテナンスの全国展開などを進めるとしている。
上下水道工事を施工する大盛工業<1844>、水道管を補修するSPR工法を展開する日特建設<1929>、水インフラのコンサルティングを行うNJS<2325>、上下水道に利用されるヒューム管大手の日本ヒューム<5262>、上下水道管を中心としたダクタイル鉄管を扱う栗本鐵工所<5602>、ダクタイル鉄管やポリエチレン管を手掛ける日本鋳鉄管<5612>などの追い風となりそうだ。