「核融合発電」が10位、三菱商など日本勢が米新興に出資<注目テーマ>
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10 核融合発電
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「核融合発電」が10位となっている。
三菱商事<8058>は2日、核融合ベンチャーの米コモンウェルス・フュージョン・システムズに出資参画したと発表した。これにより最先端の知見やノウハウの蓄積を図り、自社のネットワークや産業接地面を最大限活用しながら脱炭素化とエネルギー安定供給の両立に貢献することを目指す。核融合領域では2023年の京都フュージョニアリング(東京都大田区)への出資に続くものになるという。
今回の米新興企業に対する出資は、三菱商を含む日本企業12社で構成するコンソーシアムで連携する形で行われた。参画メンバーには三井物産<8031>をはじめ、NTT<9432>や関西電力<9503>、商船三井<9104>、日揮ホールディングス<1963>傘下の日揮、フジクラ<5803>、三井不動産<8801>など各業界のリーディングカンパニーが名を連ねる。
株式市場では、将来大きなマーケットを生み出す可能性のある新技術に着目し、投資機会を探ろうとする動きが活発で、その一つとして核融合発電にも投資家の熱い視線が注がれている。関連銘柄は原発関連株と被るものもあり、総合重機大手の三菱重工業<7011>やIHI<7013>のほか、原子力分野で豊富な実績を持つ産業機器メーカーの助川電気工業<7711>に注目。東洋炭素<5310>や木村化工機<6378>、神島化学工業<4026>などもマークしておきたい。