「ペロブスカイト太陽電池」が11位、国策背景に息の長い人気<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ペロブスカイト太陽電池」が11位となっている。
経済産業省がペロブスカイト太陽電池の普及に向けた支援を強めている。同省が所管する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて、リコー<7752>、パナソニック ホールディングス<6752>、京都大学発ベンチャーのエネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)の3社による量産技術開発やフィールド実証への支援を先月決定した。29年度までの5年間で計約246億円を補助する。
既に昨年に積水化学工業<4204>と東京電力ホールディングス<9501>が共同で取り組む量産実証に約125億円を補助することを決めており、今回新たに追加支援した格好だ。株式市場では将来的な普及への期待からペロブスカイト太陽電池関連株は継続的な人気を誇っており、こうした国の後押しを背景に引き続き投資家の熱い視線が注がれることになりそうだ。
関連銘柄は上記の銘柄に加え、同じく研究開発に取り組むアイシン<7259>、マクニカホールディングス<3132>、カネカ<4118>など。太陽電池製造装置大手のエヌ・ピー・シー<6255>のほか、ペロブスカイト太陽電池の主原料であるヨウ素に絡み伊勢化学工業<4107>、K&Oエナジーグループ<1663>なども挙げられる。