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話題株ピックアップ【夕刊】(3):トップカルチ、オンコリス、VNX

注目
2025年12月12日 15時50分

■トップカルチャー <7640>  247円  +36 円 (+17.1%)  本日終値

トップカルチャー<7640>が6連騰。11日の取引終了後に発表した26年10月期連結業績予想で、売上高182億5000万円(前期比5.3%増)、営業利益3億9500万円(前期3億9100万円の赤字)、最終利益1億6400万円(同7億3100万円の赤字)と黒字転換を見込むことが好感された。11月1日に、蔦屋書店八王子みなみ野店(東京都八王子市)内に併設されていたタリーズコーヒーを事業承継し「タリーズコーヒー八王子みなみ野店」としてリニューアルオープンしたほか、新たなフランチャイズ事業として11月20日に「買取大吉」を「MORIOKA TSUTAYA」(岩手県盛岡市)にオープンしたことが寄与する。中期経営計画の取り組みによる既存店舗の収益改善の進捗や、グループ子会社4社との連携強化などによるシナジー最大化などでグループ全体の黒字化を目指すとしている。

■オンコリス <4588>  1,061円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値

オンコリスバイオファーマ<4588>が急伸。同社は12日、腫瘍溶解ウイルスOBP-301の取り扱い条件が緩和されると発表。これを材料視した買いが入った。来年から販売開始を計画するOBP-301は、アデノウイルスを遺伝子改変しており、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)」に基づき環境面に配慮した取り扱いが必要となる。今回、カルタヘナ第一種使用規程の変更に関する承認書を厚生労働省から受領。変更後の規程では、医療機関においてOBP-301を投与する臨床現場の処置や保管、運搬方法、廃棄物の処理などの負担が軽減することとなり、製造販売承認後には外来通院での治療も可能になるという。同社は食道がんを対象とする腫瘍溶解アデノウイルスとしての承認申請を今期に予定通り行う計画としている。

■VALUENEX <4422>  570円  +80 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

VALUENEX<4422>が大幅続伸。同社は11日取引終了後、26年7月期第1四半期(8~10月)の連結決算を発表。経常損益がトントン(前年同期は6900万円の赤字)に回復したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比39.3%増の1億8300万円で着地。コンサルティングサービスが大きく伸びたほか、ASPサービスも堅調だった。なお、通期業績予想については現時点で合理的な算定が困難だとして、引き続き非開示としている。

■ユーピーアール <7065>  794円  +60 円 (+8.2%)  本日終値

ユーピーアール<7065>が後場急伸。午前11時30分ごろ、26年8月期の連結業績予想について、営業利益を1億7500万円から7億6000万円(前期比2.7倍)へ、純利益を3億円から6億7000万円(同99.4%増)へ上方修正したことを好感した買いが流入した。売上高は156億円(同1.6%増)の従来見通しを据え置いたものの、同社グループが保有するレンタル資産は、過去の使用実績に基づく見積耐用年数に応じて減価償却を行っているが、保有するレンタル資産の使用状況を確認したところ、プラスチック製パレット使用可能期間が従来に比べ延びていることが判明。これに伴い、期首から耐用年数を1年延長することとしたことが要因としている。

■GLOE <9565>  890円  +67 円 (+8.1%)  本日終値

GLOE<9565>が切り返し急。同社は11日の取引終了後、25年10月期の連結決算を発表。売上高は前の期比25.8%増の28億4300万円、経常利益は同79.4%増の2400万円となった。赤字予想から一転、黒字で着地する形となった。26年10月期の売上高予想は前期比17.8%増の33億5000万円、経常利益予想は同66.7%増の4000万円と増収増益予想を示しており、見直し買いを誘ったようだ。前期は「東京ゲームショウ」をはじめ想定を上回る大型案件が収益押し上げに寄与した。エージェンシーサービスでは新規領域のSNS・コミュニティーマーケティングが増加し、売上高は計画を上振れして着地した。26年10月期のeスポーツ・イベントサービスの売上高は同5.9%増の17億900万円、エージェンシーサービスの売上高は同21.1%増の14億1800万円を計画する。

■石井表記 <6336>  710円  +43 円 (+6.5%)  本日終値

石井表記<6336>が後場急上昇。午後2時ごろに発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算が、売上高117億9100万円(前年同期比6.8%増)、営業利益9億4500万円(同48.4%増)、純利益8億300万円(同39.2%増)と大幅増益となったことが好感された。電子機器部品製造装置は、プリント基板分野でスマートフォンやパソコンなどの民生機器向けプリント基板設備投資は停滞しているものの、AI関連向けパッケージ基板の設備投資が増加したことや生産消耗品の販売が増加したこと、高機能材料向け設備を売り上げ計上したことなどから好調に推移。ディスプレー及び電子部品では、上海賽路客電子で主要顧客からの受注が増加基調にあることなどが売り上げを押し上げた。なお、26年1月期通期業績予想は、売上高152億6100万円(前期比3.0%増)、営業利益10億600万円(同10.9%増)、純利益8億400万円(同2.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■ひらまつ <2764>  133円  +6 円 (+4.7%)  本日終値

ひらまつ<2764>が反発。同社は11日取引終了後、11月度の月次売上速報(単体)を公表。既存店売上高は前年同月比10.8%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。なお、全店ベースの売上高は同9.5%増だった。

■ロココ <5868>  980円  +34 円 (+3.6%)  本日終値

ロココ<5868>が大幅反発。11日の取引終了後、25年12月期の期末一括配当予想を25円から35円(前期30円)へ増額修正したことが好感された。また、この日の寄り前には、生成AI関連アプリ・システム開発を手掛けるAutomagica(東京都目黒区)株式の70.03%を取得し連結子会社化すると発表した。多くの取引先に対してAutomagicaのサービスを提供することで、売り上げ拡大に寄与すると判断したという。取得価額は約3億4100万円で、28年に残りの29.97%も取得する予定。なお、25年12月期業績に与える影響は精査中としている。

■今仙電機製作所 <7266>  865円  +21 円 (+2.5%)  本日終値

今仙電機製作所<7266>が3日ぶりに反発。11日の取引終了後に自社株70万株(消却前発行済み株数の2.98%)を12月26日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は2277万5352株となる。

■ダイコー通産 <7673>  1,618円  +39 円 (+2.5%)  本日終値

ダイコー通産<7673>が4日続伸。11日の取引終了後、集計中の11月中間期単独業績について、売上高が従来予想の96億1200万円から109億9900万円(前年同期比6.6%増)へ、営業利益が4億1800万円から6億6000万円(同8.7%増)へ、純利益が2億6800万円から4億5400万円(同8.1%増)へ上振れ、減益予想から一転して増益で着地したようだと発表したことが好感された。消防デジタル通信設備案件やFTTH案件、医療福祉施設向け屋内通信設備案件などの一部が予定より前倒しになったことに加えて、屋内電源設備案件、防災行政無線案件の規模が拡大したことが要因としている。

●ストップ高銘柄

昭和パックス <3954>  2,935円  +500 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値

かっこ <4166>  883円  +150 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値

FUNDINNO <462A>  915円  +150 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

弘電社 <1948>  4,560円  +700 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

ゼネラル・オイスター <3224>  797円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

POPER <5134>  673円  -150 円 (-18.2%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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