話題株ピックアップ【夕刊】(3):西部ガスHD、キヤノン、平和不
■西部ガスHD <9536> 2,387円 +72 円 (+3.1%) 本日終値
西部ガスホールディングス<9536>は続伸。29日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を2560億円から2600億円(前期比2.2%増)へ、営業利益を105億円から115億円(同9.2%増)へ、純利益を70億円から80億円(同25.7%増)へ上方修正したことが好感された。電力販売事業において販売量が増加したことや不動産事業で分譲マンションの販売戸数が増加したことなどで第3四半期までの業績が好調だったことに加えて、引き続き主に電力・その他エネルギー事業において増収増益が見込まれることが要因としている。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1900億3700万円(前年同期比8.2%増)、営業利益73億9100万円(同2.4倍)、純利益59億8800万円(同2.5倍)だった。
■キヤノン <7751> 4,685円 +133 円 (+2.9%) 本日終値
キヤノン<7751>は続伸。同社は29日の取引終了後、25年12月期の連結決算発表にあわせ、26年12月期の業績予想を開示。あわせて自社株買いの実施も公表した。今期の売上高は前期比3.0%増の4兆7650億円、最終利益は同2.7%増の3410億円を見込む。自社株買いは総数5400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.1%)、総額2000億円を上限とし、1月30日から27年1月29日の間に実施する。増益予想と自社株買いを評価した買いが入った。今期は医療機器が米国と新興国において需要が増加する見通し。動画撮影ニーズの拡大を背景に、ミラーレスカメラやコンパクトカメラの市場成長を想定するほか、ネットワークカメラもセキュリティー分野などで安定した需要が続くと見込む。想定為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=175円とした。25年12月期の売上高は前の期比2.5%増の4兆6247億2700万円、最終利益は同2.1倍の3320億5300万円となった。
■平和不動産 <8803> 2,259円 +47 円 (+2.1%) 本日終値
平和不動産<8803>が後場終盤になって上げ幅を拡大。午後3時ごろに、26年3月期の連結業績予想について、売上高を490億円から505億円(前期比20.0%増)へ、営業利益を139億円から148億円(同12.2%増)へ、純利益を97億円から103億円(同7.7%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を52円から57円へ引き上げ年間配当予想を93円としたことが好感された。第3四半期までの進捗を受けて、ビルディング事業におけるオフィス・ホテル事業収益や、アセットマネジメント事業におけるアセットマネジメント収益などが従来予想を上回る見込みとなったという。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高327億7200万円(前年同期比21.6%増)、営業利益86億5900万円(同15.8%増)、純利益61億6600万円(同24.8%増)だった。また同時に、上限を50万株(自己株式を除く発行済み株数の0.75%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は2月2日から3月31日までで、資本政策及び株主還元の強化を図るのが目的としている。更に、26年3月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表した。現行制度では、毎年3月末時点で200株以上を保有する株主を対象に保有株数と継続保有期間に応じて大丸松坂屋フリーチョイスギフト3000円相当または5000円相当を贈呈していたが、変更後は大丸松坂屋フリーチョイスギフト4000~8000円相当を贈呈する。
■大同特殊鋼 <5471> 1,985円 +38.5 円 (+2.0%) 本日終値
大同特殊鋼<5471>が3日ぶりに反発。29日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を5650億円から5750億円(前期比横ばい)へ、営業利益を330億円から360億円(同8.6%減)へ、純利益を235億円から255億円(同9.9%減)へ上方修正したことが好感された。足もとで鉄スクラップ市況が想定を上回る価格で推移しているものの、受注水準が堅調であることや為替水準が円安に推移していることが寄与する。また、継続的なコストダウン努力も含めた適正マージンの確保・維持への取り組みも奏功する。同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高4302億3000万円(前年同期比0.9%減)、営業利益311億9000万円(同8.5%減)、純利益217億6700万円(同6.1%減)だった。鋼材売り上げ数量の減少などが響き減収減益となったが、為替が円安に推移したことなどで計画比では上振れた。
■WOWOW <4839> 1,449円 +25 円 (+1.8%) 本日終値
WOWOW<4839>が後場にプラスへ転換。きょう午後1時30分ごろ、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表した。売上高が571億2600万円(前年同期比1.2%増)、営業利益が39億7200万円(同2.7倍)、最終利益が32億500万円(同4.7倍)だったとしており、好業績を評価した買いが殺到している。4~12月はイベントをはじめとする事業収入やグループ会社の売り上げが増えたほか、番組費などの費用を削減した。最終利益は前年同期に計上した減損損失の反動により増益率が特に高くなった。なお、9月中間期と同様に各利益が通期計画を超過した状態が続いているものの、通期計画は据え置いた。
■HOYA <7741> 25,870円 +385 円 (+1.5%) 本日終値
HOYA<7741>が後場急上昇してプラス圏に浮上し、昨年来高値を更新。午後1時30分ごろに発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算が、売上高6996億1900万円(前年同期比7.8%増)、純利益1988億6500万円(同32.1%増)と大幅増益で着地したことが好感された。ライフケア事業、情報・通信事業ともに2ケタ増収を達成した。ライフケア事業ではメガネレンズ、コンタクトレンズともに高付加価値製品の販売が伸びたほか、眼内レンズや人工骨その他が堅調。一方の情報・通信事業では、半導体用マスクブランクスがEUV向けやDUV向けで増加基調を継続したほか、FPD用フォトマスクも顧客の開発用途の需要回復で大幅増となった。更に、眼内レンズの合弁事業に関連する一過性の要因や事業譲渡益、為替差益なども大幅増益に寄与した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高9400億円(前期比8.5%増)、純利益2540億円(同25.7%増)の従来見通しを据え置いている。同時に上限を500万株(自己株式を除く発行済み株数の1.48%)、または1000億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は2月2日から7月17日までで、株主還元を強化するとともに、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。
■シンプレクス <4373> 959円 +13 円 (+1.4%) 本日終値
シンプレクス・ホールディングス<4373>が続伸。29日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を570億円から580億円(前期比22.4%増)へ、営業利益を140億円から143億円(同32.4%増)へ、純利益を95億1500万円から96億6600万円(同24.2%増)へ上方修正したことが好感された。底堅いDX需要を背景に生産能力の向上が売り上げ拡大に直結する事業環境が継続しており、エンジニア及びコンサルタント1人当たりの売上収益が上昇していることが要因。また、第4四半期においても、エンジニア及びコンサルタントの増員などによる生産能力の向上を見込んでいることに加え、足もとの受注状況が良好であることから、売上高・利益の予想を引き上げたという。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高425億3200万円(前年同期比24.7%増)、営業利益108億1600万円(同54.4%増)、純利益72億8800万円(同55.7%増)だった。同時に、上限を550万株(自己株式を除く発行済み株数の2.41%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は1月30日から5月31日までで、うち400万株を上限に30日朝の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得する。
■東洋水産 <2875> 11,030円 +70 円 (+0.6%) 本日終値
東洋水産<2875>は後場に上げ幅を拡大し、昨年来高値を更新。きょう午後0時30分ごろ、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表した。売上高が4026億3600万円(前年同期比3.6%増)、営業利益が645億6800万円(同6.1%増)だったとしており、業況を評価した買いが集まっている。主力の海外即席麺事業は4月にメキシコ、7月に米国で価格改定を実施し増収増益を達成した。
■INPEX <1605> 3,443円 +9 円 (+0.3%) 本日終値
石油関連株が高い。INPEX<1605>やENEOSホールディングス<5020>が値を上げた。29日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日比2.21ドル高の1バレル=65.42ドルと上昇。一時66.48ドルと昨年7月以来、約半年ぶりの水準に上昇した。トランプ米大統領がイランの反政府デモ支援のため、治安部隊や指導者を標的にした攻撃を含めたさまざまな選択肢を検討している、と伝わるなか中東を巡る地政学リスクの高まりを背景に原油価格が上昇。これを受け、石油関連株への買いが流入した。
■野村総合研究所 <4307> 4,701円 -984 円 (-17.3%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ
野村総合研究所<4307>は大幅安。29日取引終了後、第3四半期累計(25年4~12月)連結決算を発表。売上高は6023億3300万円(前年同期比6.0%増)、営業利益は1187億8000万円(同16.0%増)だった。企業のデジタル化需要が引き続き追い風となった。国内事業におけるシステム開発案件の活況や運用サービスの増加による収益性向上に加え、前年同期に発生した一時費用の剥落などが寄与した。決算内容は良好で通期計画に対する進捗も順調ながら、目先は材料出尽くしとみた向きの売りが先行する形となっている。
■イメージ情報開発 <3803> 612円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
イメージ情報開発<3803>はストップ高。同社は29日の取引終了後、第三者割当増資を発表しており、材料視された。サイブリッジ合同会社(東京都品川区)を割当予定先として新たに130万1500株を1株461円で発行。サイブリッジ合同会社は持ち株比率39.23%の筆頭株主となる見通し。サイブリッジグループはクラウド型サービスを展開するfonfun<2323>を子会社としている。イメージ情報はサイブリッジグループが持つ経営リソースとの親和性や経営再建、企業価値・株主価値の向上の実績から、企業再生の最適なパートナーと判断。企業価値の向上と上場維持を目指す。発行済み株式総数に対する希薄化率は62.6%。イメージ情報は手取り概算で約5億9400万円を調達し、M&Aによる事業構造改革費用や運転資金に充てる。同社は上場維持の基準において、時価総額基準に対して適合していない状況となっていた。
■ククレブ <276A> 3,090円 +504 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
ククレブ・アドバイザーズ<276A>がストップ高の水準となる前営業日比504円高の3090円に買われた。SBI証券が29日、ククレブについて投資判断「買い」で新規にカバレッジを開始した。目標株価は1万3000円としている。大手が取り扱わない規模の企業不動産(CRE)に特化するククレブについて、巨大なブルーオーシャンを開拓できる稀有な少数精鋭集団と評価し、高成長を期待。中期経営計画の達成確度も高いとみる。同証券はククレブの28年8月期営業利益が31億9300万円になると予想している。
●ストップ高銘柄
トラースOP <6696> 393円 +80 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
VALUENEX <4422> 396円 +80 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
ユニチカ <3103> 629円 +100 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
など、10銘柄
●ストップ安銘柄
カルナバイオサイエンス <4572> 334円 -80 円 (-19.3%) ストップ安 本日終値
太平製作所 <6342> 3,135円 -700 円 (-18.3%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース