話題株ピックアップ【夕刊】(3):トレンド、富士通、IHI
■エムアップ <3661> 677円 +1 円 (+0.2%) 本日終値
エムアップホールディングス<3661>が続伸。前週末20日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。上限を145万株(自己株式を除く発行済み株数の2.0%)、または10億円としており、材料視した買いが入った。取得期間は2月24日から7月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とするほか、株主還元の拡充及び資本効率の向上のために自社株買いを行うという。
■トレンドマイクロ <4704> 4,906円 -782 円 (-13.8%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
トレンドマイクロ<4704>は急落。昨年来安値を更新した。有力AIベンチャーの米アンソロピックによる1月の新技術公開をきっかけに、日米株式市場では既存のソフトウェアやITサービスが近い将来AIに代替されるとの懸念が台頭。関連銘柄に幅広く売り圧力が強まっている。こうしたなか、直近ではアンソロピックがセキュリティー関連の新ツールを発表し、これを受けて米国株市場でセキュリティーソフト大手のクラウドストライク・ホールディングス<CRWD>の株価が急落し話題を呼んだ。この流れが波及し、東京市場でもトレンドを筆頭にFFRIセキュリティ<3692>、ソリトンシステムズ<3040>、サイバーセキュリティクラウド<4493>といった一連のサイバー防衛株が軒並み安に。網屋<4258>、グローバルセキュリティエキスパート<4417>はストップ安となっている。
■富士通 <6702> 3,313円 -317 円 (-8.7%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
富士通<6702>やNEC<6701>が急落。23日の米株式市場でIBM<IBM>が13%を超す下落となった。AIスタートアップの米アンソロピックが、自社ツール「Claude Code(クロード・コード)」により、従来型のプログラミング言語「COBOL(コボル)」が使われたシステムの近代化が可能になると発表した。これを受けてIBM株への売り圧力が強まり、影響は他のソフトウェア関連株に波及。24日の東京市場において富士通やNECには、ITシステム関連の業務に悪影響を及ぼすリスクが意識され、売りが促される格好となったようだ。
■IHI <7013> 4,133円 -251 円 (-5.7%) 本日終値
IHI<7013>や川崎重工業<7012>が急落。三菱重工業<7011>が朝高後に下げに転じるなど、重工大手の株価に下押し圧力が高まった。中国商務省は24日、日本の20の企業などについて輸出規制の対象リストに加えたと発表した。重工大手系の企業群がこのなかに含まれており、発表に反応した売りがかさんだ。対象企業に向けた軍民両用(デュアルユース)品目の中国からの輸出を禁止する。中国商務省は別の20の日本企業・団体について、軍民両用品目の最終用途などが確認できないとして監視リストに加えたとも発表している。
■日本リーテック <1938> 3,050円 -45 円 (-1.5%) 本日終値
日本リーテック<1938>は朝高後に下げに転じた。前週末20日の取引終了後、既存株主を売り出し人とする149万4800株の売り出しと、上限22万4200株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表しており、株式需給の一時的な悪化を警戒した売りが優勢になった。一定以上の浮動株時価総額が求められるTOPIXへの組み入れ維持に向けた対応を検討するなか、今回の売り出しにより市場流動性の向上と株主構成の能動的な再構築を図る。売出価格は3月3日から5日のいずれかの日に決める。同時に、3月16日付で自社株50万株(消却前の発行済み株式総数の1.95%)を消却すると開示した。消却後の発行済み株式総数は2511万7717株、保有する自社株は33万7168株となる。
■ASIAN STAR <8946> 114円 +30 円 (+35.7%) ストップ高 本日終値
ASIAN STAR<8946>がストップ高。同社は20日取引終了後、将来の事業展開に備えて定款に新たな事業項目を追加すると発表しており、これが材料視されたようだ。追加するのは「ブロックチェーン基盤技術及び関連ソリューションの研究、開発、提供」「暗号資産・セキュリティトークンの発行、売買、保管並びに関連サービス」「Web3.0に基づくプラットフォームの企画、開発、運営およびトークノミクス設計・スマートコントラクト監査」。また、今後の機動的な資本政策の柔軟性を確保し、将来の成長戦略の推進や財務基盤の強化に備えるため、現行の発行可能株式総数を変更し、発行枠を拡大するとしている。なお、定款変更のための定時株主総会を3月27日に開くという。
■TBグループ <6775> 190円 +50 円 (+35.7%) ストップ高 本日終値
TBグループ<6775>がストップ高。きょう、低価格の新型電子レジスター「ガチャレジGR-1」を5月から販売すると発表した。第2次高市内閣の経済産業大臣への指示書において「消費税率の変更に柔軟なスマレジシステムの普及に早急に着手する」との文言があると伝わっていたこともあり、物色人気が向かった。同製品はキャッシュレス対応などの現代の店舗運営に求められる必須機能を搭載しつつ、コストパフォーマンスに優れた新製品として開発された。
■光陽社 <7946> 2,770円 +500 円 (+22.0%) ストップ高 本日終値
光陽社<7946>がストップ高。同社は前週末20日の取引終了後、3月8日を効力発生日として1株を5株に分割すると発表。これを手掛かりとした買いが入った。株式の流動性向上と投資家層の拡大を目的とする。
●ストップ高銘柄
日東紡績 <3110> 26,200円 +5,000 円 (+23.6%) ストップ高 本日終値
日本山村硝子 <5210> 4,020円 +700 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
タカノ <7885> 996円 +150 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
東京衡機 <7719> 560円 +80 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
バリュークリエーション <9238> 986円 -300 円 (-23.3%) ストップ安 本日終値
網屋 <4258> 2,725円 -700 円 (-20.4%) ストップ安 本日終値
Gセキュリ <4417> 2,260円 -500 円 (-18.1%) ストップ安 本日終値
以上、3銘柄
株探ニュース