話題株ピックアップ【夕刊】(2):UACJ、NEC、ライト
■UACJ <5741> 2,765円 +167 円 (+6.4%) 本日終値
UACJ<5741>が反発。26日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、旧村上ファンド関係者が設立したシンガポールに拠点を置く投資顧問会社エフィッシモ・キャピタル・マネージメントの株式保有割合が23.29%から24.28%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入った。保有目的は純投資(ただし、うち4499万8400株については投資一任契約に基づく顧客資産運用のため)としており、報告義務発生日は2月24日となっている。
■NEC <6701> 4,334円 +219 円 (+5.3%) 本日終値
NEC<6701>は急伸。前日の大幅高に続き、きょうも一時5%を超える上昇で底値離脱の動きを鮮明としている。前日の米国株市場では決算発表通過後のエヌビディア<NVDA>が急落したことなどを背景に、半導体関連株が軒並み下落。東京市場でもエヌビディアと関係密接なアドバンテスト<6857>をはじめ半導体関連株への売りが目立つ状況となった。しかし、米株市場では決算発表を受け時間外で売られていたセールスフォース・ドット・コム<CRM>が、逆に大幅高に買われる展開となり、その流れでこれまでアンソロピック・ショックによって大幅な調整を強いられてきたソフトウェア関連株に売り飽き気分が台頭、リバウンド期待の買いが誘引される状況となっている。東京市場でも、NECは米ソフトウェア関連株の下落を引き継ぐ形で大きく売り込まれていたが、同様の観点で大口投資資金の食指を動かしている。
■ライト工業 <1926> 4,355円 +205 円 (+4.9%) 本日終値
ライト工業<1926>は続伸し上場来高値を更新した。26日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を1275億円から1350億円(前期比11.2%増)へ、営業利益を137億円から150億円(同17.1%増)へ、純利益を95億円から100億円(同0.8%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を67円から78円へ引き上げ年間配当予想を118円(前期100円)としたことを好感した買いが流入した。足もとで手持ち工事の進捗が想定を上回って推移していることに加えて、海外子会社で工事採算性が改善していることが売上高・利益を押し上げる。
■七十七銀行 <8341> 9,837円 +396 円 (+4.2%) 本日終値
七十七銀行<8341>は続伸。この日午後2時30分ごろ、株式分割を実施すると発表した。3月31日を基準日として1株を3株に分割する。これに伴い株主優待制度を変更する。現行では300株以上(継続保有期間1年以上)を保有する株主を対象に保有株数に応じて3000~1万円相当の地元特産品などを贈呈していたが、変更後は500株以上(継続保有期間1年以上)で保有株数に応じて4000~1万2000円相当とする。株式分割比率を考慮すると実質拡充となる。変更後の初回のみ継続保有期間の条件を設けない。
■オリエンタル白石 <1786> 435円 +17 円 (+4.1%) 本日終値
オリエンタル白石<1786>は続伸。旧村上ファンド関係者が設立した「アクティビスト(物言う株主)」として知られるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントは26日取引終了後、関東財務局に変更報告書を提出した。同報告書によると、株式保有比率が従来の10.85%から11.85%に上昇した。報告義務発生日は24日。保有目的は純投資としている。
■フジHD <4676> 3,581円 +129 円 (+3.7%) 本日終値
フジ・メディア・ホールディングス<4676>は続伸。26日取引終了後、株主優待制度の拡充を発表した。3月末を基準日とする「100株以上(継続保有期間の条件なし)」の優待区分の内容について、従来の株主優待冊子、特製QUOカード(1000円分)に加え、新たに動画配信サービス「FOD」3カ月無料視聴、フジテレビ番組観覧(抽選)を盛り込む。これが好感されたようだ。なお、3月末を基準日とする「500株以上(継続保有期間3年以上)」「1000株以上(継続保有期間5年以上)」の優待区分の内容に変更はない。また、9月末を基準日とする優待内容(一律100株以上でオリジナル手帳を贈呈)についても同じく変更はない。このほか、自社株消却をあわせて発表した。3月12日付で6507万1500株(発行済み株式総数の27.79%)を消却する。
■中電工 <1941> 5,140円 +185 円 (+3.7%) 本日終値
中電工<1941>は高い。直近25日に続き上場来高値を更新した。同社は中国電力系の電気工事会社。第3四半期累計(25年4~12月)連結決算は、営業利益が175億6200万円(同18.7%増)と好調だった。一部工事の進捗遅れによる減収があったものの、原価管理の徹底や施工の効率化、全社的なコスト低減の取り組みが奏功した。3期連続の増加を見込む通期計画に対し、順調な進捗となっている。26日取引終了後には自社株買いの実施を発表。27日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で121万6400株を取得した。堅調な業績を背景に自社株買いも手掛かりとなり、足もと株価は上値指向を継続している。
■日鉄鉱業 <1515> 4,185円 +145 円 (+3.6%) 本日終値
日鉄鉱業<1515>が後場上げ幅を拡大。午後3時ごろに上限を500万株(自己株式を除く発行済み株数の6.25%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。取得期間は4月1日から来年1月29日までで、取得した全自社株は27年3月31日付で消却する予定としている。
■くすりの窓口 <5592> 2,699円 +79 円 (+3.0%) 本日終値
くすりの窓口<5592>が3日続伸。午後1時ごろ、開発・販売する「AI受付機」が、イオン<8267>グループのイオンリテールが運営するイオン薬局全店舗に導入されることになったと発表しており、好材料視された。「AI受付機」は、人を介さずに処方箋の受け付け、紙のお薬手帳の回収、受付票の発券、調剤完了の呼び出しを行う受付サービス。また、新たな機能として、処方箋の受付時に独自のAI OCR技術によるレセコン自動反映機能を利用することで、薬剤師のレセコンへの処方箋情報入力の手間を省くのが特徴。AI受付機を導入することで、薬剤師はピッキング、調剤業務、服薬指導などの専門的な業務に集中して従事でき、一方で患者も薬の受け取りの待ち時間の短縮につながるといったメリットがある。
■SMC <6273> 75,420円 +1,880 円 (+2.6%) 本日終値
SMC<6273>が3日ぶりに反発。大和証券は26日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は5万円から8万8000円に見直した。昨年末から年明けにかけ、中国や米国を中心に受注高が回復基調にあることを評価。主な牽引役は半導体向けだが、中国では白物家電やスマホ、産業機械、EVなど幅広い業種向けで受注が回復基調にあるという。また、5月をメドに開示を予定している「キャッシュアロケーションのあるべき姿に関する結論」も注目点の一つに挙げている。
株探ニュース