話題株ピックアップ【夕刊】(1):SWCC、WTI原油、INPEX(訂正)
■ヨドコウ <5451> 1,651円 +208 円 (+14.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ヨドコウ<5451>がマド開け急騰、全般波乱相場に抗して一時15%高の1660円まで駆け上がり、昨年来高値を更新。同時に、この1660円は1989年4月につけた上場来高値と37年ぶりのツラ合わせとなっている。メッキ鋼板を主力とする表面処理鋼板の大手で足もとの業績は会社側の想定を上回る好調な推移をみせている。前週末27日取引終了後、26年3月期の業績予想の修正を発表、最終利益を従来計画の115億円から170億円(前期比26%増)に大幅増額した。持ち分法適用会社の保有株式譲渡に伴う株式売却益計上によるもの。最終利益は過去最高更新となるが、これを受けて株主還元を大幅に強化、26年3月期の年間配当を従来計画の60円から89円(前期実績は修正値で70円20銭)に増額しており、これを好感する買いが集中した。配当利回りは急騰後でも5%を大きく上回る。
■SWCC <5805> 17,400円 +1,950 円 (+12.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
SWCC<5805>が全般相場下落のなか逆行高し昨年来高値を更新。2月27日の取引終了後に、31年3月期に営業利益400億円以上(26年3月期予想260億円)、年間配当380円以上(同200円)を目指す中期経営計画を発表しており、これを好感した買いが流入した。資本効率と成長性の両立を重視し、成長事業である電力インフラ、通信(海外)、半導体の伸びを通じて全体の収益性の向上を図る。また、創立100周年を迎える37年3月期の営業利益目標を800億円以上と設定した。
■WTI原油 <1671> 3,753円 +332 円 (+9.7%) 本日終値
WTI原油価格連動型上場投信<1671>やNEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>、NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN<2038>といった原油価格に連動する上場投信(ETF)・上場投資証券(ETN)が軒並み高。米国とイスラエルは2月28日にイランへの攻撃を開始した。ホルムズ海峡の事実上の閉鎖も伝わるなか、週明け2日の原油価格は急伸。米原油先物相場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月物は朝方に一時75ドル台まで値を上げた。前週末27日の67ドル台から大幅高となっており、原油連動型のETF・ETNに買い資金が流入している。
■INPEX <1605> 4,031円 +231 円 (+6.1%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が大幅高。米国とイスラエルは2月28日にイランへの攻撃を開始した。イラン最高指導者のハメネイ師が死亡し、ホルムズ海峡の事実上の閉鎖が伝わるなか、週明け2日の原油価格は急伸。米原油先物相場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月物は朝方に一時75ドル台まで値を上げた。午前9時過ぎでは72ドル近辺で推移している。前週末27日の67ドル台から大幅高となっている。
■KADOKAWA <9468> 3,038円 +142 円 (+4.9%) 本日終値
KADOKAWA<9468>が後場に上げ幅を拡大した。この日、アニプレックス(東京都千代田区)とともに、共同出資により映画配給会社アニメックを設立したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。アニプレックスはソニーグループ<6758>傘下のソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社で、アニメーションを中心に映像・音楽作品やゲームなどの企画・開発を展開。同社と東宝<9602>の共同配給により昨年夏に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」は大ヒットとなった。ソニーGとカドカワは資本・業務提携契約を締結しており、ソニーGはカドカワの株式を約10%保有している。
■純金信託 <1540> 25,665円 +1,055 円 (+4.3%) 本日終値
純金上場信託(現物国内保管型)<1540>が切り返し急となったほか、純銀上場信託(現物国内保管型)<1542>はカイ気配スタートで取引開始から10分以上値が付かない人気となった。中東での地政学リスクの高まりは原油価格の上昇だけでなく、貴金属市況にも押し上げ効果をもたらしている。金市況はここ高安を繰り返しながらも下値切り上げ歩調を明示しており、関連するETFへの買いが顕著となっている。市場では「金先物価格(COMEX)は1月末の急落前の最高値圏である1トロイオンス=5300ドル台への再浮上が有力視される」(中堅証券アナリスト)という声が聞かれる。銀価格も金市況に連動して上昇波動が見込まれるが、ここまで相対的に出遅れているとの見方もあり、足もとで買いの勢いがより強まっている。
■ディー・エヌ・エー <2432> 2,764円 +104 円 (+3.9%) 本日終値
ディー・エヌ・エー<2432>が大幅高。同社は前週末2月27日の取引終了後、取得総数2500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の22.4%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株主還元策を好感した買いが優勢となった。取得期間は3月2日から来年2月26日まで。取得した自社株は全て消却する予定。あわせてディーエヌエは政策保有株式の見直しによる資産効率の向上に向け、同社が保有する任天堂<7974>の一部となる600万株を売却すると発表した。株式評価に基づく損益はその他の包括利益に含まれるため、26年3月期の連結業績における税引き前当期利益までの各段階利益への影響はないという。
■三菱重工業 <7011> 5,195円 +181 円 (+3.6%) 本日終値
三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>、IHI<7013>などが頑強な値動きをみせているほか、日本アビオニクス<6946>や、東京計器<7721>、石川製作所<6208>、豊和工業<6203>など防衛関連株に投資資金の攻勢が顕著となっている。米国とイスラエルがイランに対し軍事攻撃を仕掛けたことで、中東での地政学リスクが一段とクローズアップされている。株式市場全般には逆風材料ながら、防衛省との取引関係がある会社は防衛費拡大の国策に乗る銘柄として株価を刺激する背景となっている。特に足の速い中小型株に個人投資家の短期資金の物色の矛先が目立つ。
■住友金属鉱山 <5713> 13,050円 +425 円 (+3.4%) 本日終値
住友金属鉱山<5713>が続伸。株価は初の1万3000円台に乗せた。米国とイスラエルは2月28日にイランへの攻撃を開始した。これを受け、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月物は日本時間の週明け2日朝に一時、1トロイオンス=5400ドル台に上昇。先週末27日の終値5247.9ドルから急伸した。中東の地政学リスクが高まるなか、安全資産の金への買いが膨らんでおり、金鉱山を保有する住友鉱への物色人気が続いている。
■ピーエス <1871> 3,535円 +110 円 (+3.2%) 本日終値
ピーエス・コンストラクション<1871>が反発。2月27日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を1460億円から1482億円(前期比9.3%増)へ、営業利益を117億円から125億円(同1.5%増)へ、純利益を79億円から85億円(同3.4%増)へ上方修正して減益予想から一転して増益予想とし、あわせて期末配当予想を62円から69円へ引き上げ年間配当予想を109円(前期72円)としたことが好感された。手持ち工事の進捗が順調だったことに加えて、販管費の減少や関係会社事業の原価改善などが寄与する。
株探ニュース