中東情勢悪化に最も脆弱な航空会社は? アメリカン航空=米国株個別
(NY時間14:39)(日本時間04:39)
アメリカン航空<AAL> 11.65(-0.81 -6.50%)
中東情勢の混迷が続く中、原油高騰が続いており、WTIは81ドル台まで急騰している。この動きを受けて米株式市場では航空株の下げが続いているが、その中で燃料価格上昇の影響を最も受けやすい航空会社としてアナリストは、アメリカン航空<AAL>を挙げている。
同アナリストはアメリカン航空の投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の17ドルから12.5ドルに引き下げている。2026年に向けて米航空業界の基礎的な環境は需要改善により前向きだったと指摘。ただし、最近の中東紛争はジェット燃料価格の上昇を通じて、航空会社の利益見通しを圧迫するリスクをもたらしているという。
また「国内線の供給拡大が加速している上、イラン紛争は混乱と燃料コストの大幅なインフレをもたらす」とし、業界全体の業績予想は大幅に下方修正される可能性があると述べた。
特にアメリカン航空は燃料価格への感応度が最も高く、1ガロン当たり10セントの価格変動で1株利益が約25%影響を受けると分析。加えて今年はシカゴ路線の供給過剰、中東へのエクスポージャーといったネットワーク上の課題もあり、業績予想の下振れリスクが最も大きいと指摘した。
同アナリストは現在、今年のアメリカン航空は赤字になると予想。一方、来年はジェット燃料価格がやや落ち着くことを前提に、利益とキャッシュフローの大幅回復を見込むが、それでも市場コンセンサスより低い予想としている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース