<マ-ケット日報> 2026年3月6日
6日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比342円高の5万5620円だった。米株安や原油急騰を受けて前場中頃には700円を超える下げとなったが、原油先物(WTI)が時間外取引で上げ一服となり、日経平均は買い戻しから中頃にはプラス圏を回復する流れとなった。5万5000円を挟んで上下に慌ただしい値動きとなったが、とりあえずここまでの原油急騰はいったん織り込んだ模様。ただ、中東情勢を見極めねばならず実需の買いが戻るのはまだ難しい状況だ。
昨日の米国市場は原油相場の急騰を嫌気してダウ平均は大幅反落。昨年12月中旬以来の安値となった。米国とイランの戦争に収拾のメドがたたない中、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖や、周辺海域での船舶へのテロ行為が報じられ原油相場(WTI)が1年8カ月ぶりの高値をマーク。株式市場を圧迫した。一方、AI半導体株やソフト関連株には買いが入り、主要指数ではナスダックの下げが限定的となっている。AI人気は依然として根強いようだ。
さて、東京市場は引き続き中東の材料次第で下方に振れやすい状況だが、目先のパニック売りはいったん止んで徐々に様子見の状態に入りつつある。情勢は予断を許さないため再度売られる心配はつきまとうが、心理的には戦時モードに少し慣れつつもある。チャート面で日経平均は25日移動平均線(5万6113円)上に戻せず調整トレンドは継続中。ここが最初の上値抵抗線となっている。(ストック・データバンク 編集部)