話題株ピックアップ【昼刊】:ノースサンド、QDレーザ、東洋エンジ
■ノースサンド <446A> 1,531円 +300 円 (+24.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
ノースサンド<446A>はストップ高買い気配。前週末13日取引終了後、27年1月期単独業績予想について売上高を384億9300万円(前期比47.0%増)、営業利益を86億3000万円(同55.6%増)と発表した。前期に続き過去最高業績を更新する見通し。年33円の上場以来初となる配当を実施する計画も示しており、これらが好感されている。企業によるデジタル化や業務効率化を通じた競争力強化への積極的な取り組みを背景に、引き続きコンサルティング需要が堅調に推移すると見込む。なお、同時に発表した26年1月期決算は、売上高が261億8500万円(前の期比59.5%増)、営業利益が55億4700万円(同2.0倍)だった。
■QDレーザ <6613> 1,417円 +277 円 (+24.3%) 一時ストップ高 11:30現在
QDレーザ<6613>の上げ足鮮烈、一時300円高はストップ高となる1440円まで急浮上した。株価は直近5連騰で、きょうの高値まで5営業日で77%高という急騰劇を演じた。一方、オキサイド<6521>も4営業日に急速に切り返し、一時12%高の4980円とフシ目の5000円大台復帰を指呼の間に捉えている。いずれも「レーザー関連」銘柄に位置付けられていることが共通項だが、一つはAIデータセンターの膨大な電力需要に対応した光電融合技術に絡んだ思惑だ。QDレーザは前週11日に台湾の工業技術研究院(ITRI)及び東京大学の量子ドット荒川研究室と共同で「量子ドット・コムレーザ」とそれに関連する光電子技術の研究開発に基本合意、これが材料視され株価変貌に向けた起爆剤となった。他方、オキサイドはその2営業日前の前週9日に、量子コンピューター向けレーザー光源の販売を開始したと発表、これが投資マネーの琴線に触れた。両銘柄とも1月末から動兆著しく、短期筋の注目の的となっていた。いずれも株価上昇につれて貸株市場経由の空売りが高水準に積み上がり、それが踏み上げ(強制買い戻しによる株高)相場の原動力になった経緯がある。このほか表向きにははやされていないが、「レーザー関連技術は防衛分野におけるドローン迎撃などでもコアテクノロジーとの位置付けで注目度が高い。これが大口資金誘導の背景になっている」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もある。
■東洋エンジニアリング <6330> 3,235円 +504 円 (+18.5%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
東洋エンジニアリング<6330>がストップ高。第一稀元素化学工業<4082>、岡本硝子<7746>も大幅高に買われるなどレアアース関連株の一角に再び投資資金が流れ込んでいる。日本が進める南鳥島沖のレアアース開発を巡り、米国と協力する見通しとなったことを、この週末に複数のメディアが一斉に報じた。19日に予定する日米首脳会談で共同開発について確認する方向で調整しているという。これが材料視されているようだ。
■JEH <5889> 2,116円 +236 円 (+12.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
Japan Eyewear Holdings<5889>が急反発している。前週末13日の取引終了後に発表した27年1月期の連結業績予想で、売上高206億円(前期比10.5%増)、営業利益68億円(同14.2%増)、純利益44億円(同16.3%増)と2ケタ増収増益を見込み、年間配当予想を前期比2円増の86円としたことが好感されている。「金子眼鏡」「999.9(フォーナインズ)」の両ブランド合計で5店舗以上の国内新規出店を行うほか、中国及び周辺諸国で2店舗以上の新規出店を予定する。また、両ブランドで価格改定を実施するほか、引き続き厳格なコストコントロールを実施することで増益を狙う。なお、26年1月期決算は、売上高186億4000万円(前の期比11.8%増)、営業利益59億5700万円(同11.8%増)、純利益37億8300万円(同5.3%減)だった。
■パワーエックス <485A> 5,680円 +530 円 (+10.3%) 11:30現在
パワーエックス<485A>は5連騰し連日の上場来高値更新となっている。前週末13日の取引終了後に、蓄電池併設型太陽光発電所向け電力アグリゲーションサービス(電力の需給バランス調整や市場取引に活用するサービス)について、提供エリアを従来の九州から全国(沖縄を除く)に拡大するとともに、需給調整市場における一次調整力での運用に新たに対応したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同社が太陽光発電所に自社製の蓄電システムを設置し、発電と蓄電の一体運用によるアグリゲーション及び保守管理をワンストップで提供する。発電事業者への対価は、市場価格に応じた変動型のほか、固定収益での支払いにも対応しており、収益の予見性を確保しながら既存アセットの価値向上を図ることが可能としている。また、法人向け電力供給サービス「バッテリーオプション」の提供を開始すると発表しており、これも好材料視されている。高圧・特別高圧の電力契約を結ぶ法人向け電力供給サービスの新たなオプションで、同社の蓄電システムを初期投資実質0円で導入できるサービスとしている。
■オロ <3983> 1,915円 +101 円 (+5.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
13日に発表した「4.17%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の4.17%にあたる65万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月18日から9月30日まで。
■新日本電工 <5563> 427円 +15 円 (+3.6%) 11:30現在
新日本電工<5563>が3日ぶりに大幅高、一時7.3%高の442円まで上値を伸ばし、25日移動平均線を上方ブレークした。AIデータセンター向け電力需要問題で水素エネルギーへの注目が高まるなか、低圧で大量の水素を貯めることを可能な同社の水素吸蔵合金にスポットが当たっている。業績も26年12月期は経常利益ベースで前期比2.2倍の60億円と変貌を見込むが、在庫調整の進んだ電子部品向け機能材の収益寄与次第では一段の上振れも視野に入る。そうしたなか株価指標面では、3%前後の配当利回りを確保しながら、0.7倍台に放置されたPBRが株価の水準訂正余地を暗示している。
■野村原油 <1699> 616.6円 +17.3 円 (+2.9%) 11:30現在
NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>やWTI原油価格連動型上場投信<1671>といった原油ETFが3日続伸し高値更新。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が日本時間の16日早朝に一時1バレル=102ドルと再び100ドル台を突破した。米国がイランの石油輸出の大半を扱うカーグ島の軍事施設を攻撃したことで、戦争の激化が懸念され、原油価格が急伸した。ただ、午前9時過ぎには97ドル台に軟化している。先週末13日のWTI価格は前日比2.98ドル高の同98.71ドルだった。
■アストロHD <186A> 1,099円 +29 円 (+2.7%) 11:30現在
アストロスケールホールディングス<186A>が5日続伸している。前週末13日の取引終了後に発表した第3四半期累計(25年5月~26年1月)連結決算が、売上高(プロジェクト収益)83億4900万円(前年同期比2.3倍)、営業損益71億3700万円の赤字(前年同期156億8300万円の赤字)、最終損益50億1700万円の赤字(同163億2400万円の赤字)となり、赤字幅が大幅に縮小して着地したことが好感されている。政府補助金収入が一部費用認識の遅延により想定未達となった一方、プロジェクトの積み上がりと既存プロジェクトの進行によりプロジェクト収益が過去最高を更新し着地した。前期第1四半期に計上した受注損失引当金繰入額がなかったことやミックス改善により売上総利益が大幅に改善したほか、第1四半期に開始したLEXI-P衛星製造コストの資産計上により研究開発費が大幅に減少したこともあり、営業損益は計画を上振れた。なお、26年4月期通期業績予想は、売上高110億~130億円(前期比80.7%増~2.1倍)、営業損益103億円の赤字~93億円の赤字(前期187億5500万円の赤字)、最終損益107億円の赤字~97億円の赤字(同215億5100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■双日 <2768> 6,294円 +38 円 (+0.6%) 11:30現在
双日<2768>が続伸している。前週末13日の取引終了後に、エネルギー・金属鉱物資源機構と共同で設立した日豪レアアース(JARE)を通じて、オーストラリアのレアアース大手であるライナス・レア・アース社とレアアース鉱山の新規開発に向けた検討を開始することで基本合意したと発表しており、好材料視されている。双日では、11年に西豪州マウント・ウェルド鉱山由来の軽希土類について日本市場向けの独占販売契約を締結。その後、JAREを通じてライナスに対する複数回の出融資を行い、23年3月にはネオジム磁石などに用いられる重希土類のジスプロシウムとテルビウムの最大65%について日本向けの供給を確保している。今回の基本合意は、レアアース鉱山の新規開発に向けた検討を目的として、ステアリング・コミッティ(運営委員会)を設立するというもの。また、JAREとライナス間で締結している長期供給契約が更新され、今後、ライナスが生産する中重希土類の最大75%が日本向けに供給されることになるほか、新たにサマリウム、イットリウム、ルテチウム、ガドリニウムの4品目の取り扱いを追加し、このうちサマリウムについては26年度第1四半期から輸入を開始するとしている。
■トリケミカル研究所 <4369> 2,503円 -557 円 (-18.2%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
トリケミカル研究所<4369>が急落。同社は前週末13日の取引終了後、26年1月期の連結決算発表にあわせ、27年1月期の業績予想を開示した。今期の経常利益予想は前期比11.1%減の63億円を計画する。経常減益の見通しを示したことを受け、失望売りが優勢となっている。今期の売上高予想は同13.1%増の270億円。半導体製造用化学化合物の需要は増加が見込まれるとし、国内において南アルプス事業所を基軸とした生産拡大を図る。半面、持ち分法適用関連会社の利益減少が響く。想定為替レートは1ドル=150円とする。加えて中期経営計画も公表した。最終年度の29年1月期の売上高を317億円、経常利益を88億3000万円などとする目標を掲げている。26年1月期の売上高は前の期比26.3%増の238億8300万円、経常利益は同7.7%増の70億9000万円だった。
■エターナルG <3193> 3,100円 -335 円 (-9.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率3位
エターナルホスピタリティグループ<3193>が3日続落している。前週末13日の取引終了後に、26年7月期の連結業績予想について、売上高を523億5500万円から528億100万円(前期比13.9%増)へ、営業利益を31億5200万円から34億3000万円(同9.9%増)へ、純利益を18億3900万円から21億1300万円(同22.8%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。海外進出に伴う先行赤字があった一方、上期において前期に実施した価格改定効果や40周年記念フェアメニューなどが寄与し、国内鳥貴族の既存店売上及び利益が計画を上回ったことが業績を押し上げた。同時に発表した1月中間期決算は、売上高253億9300万円(前年同期比14.5%増)、営業利益16億1700万円(同22.5%増)、純利益10億5600万円(同39.9%増)となり、従来予想の営業利益13億3900万円を上回って着地した。
■丸善CHI <3159> 340円 -20 円 (-5.6%) 11:30現在
13日に決算を発表。「今期経常は29%減益へ」が嫌気された。
丸善CHIホールディングス <3159> [東証S] が3月13日大引け後(15:30)に決算を発表。26年1月期の連結経常利益は前の期比59.0%増の54.9億円に拡大したが、27年1月期は前期比29.0%減の39億円に減る見通しとなった。
■神戸物産 <3038> 3,567円 -196 円 (-5.2%) 11:30現在
神戸物産<3038>は安い。前週末13日取引終了後、第1四半期(25年11月~26年1月)連結決算を発表。売上高は1415億9800万円(前年同期比6.9%増)、最終利益は59億1000万円(同44.2%減)だった。主力の業務スーパー事業で新規出店と既存店への商品出荷が好調に推移した。販管費の増加があった一方で価格転嫁や調達先の最適化が奏功し、営業利益段階ではプラスとなったものの、1月末に円高に振れたことで為替予約の評価損を計上し最終利益はマイナスで着地した。これが嫌気されているようだ。
■UNIVA <3113> 90円 +19 円 (+26.8%) 一時ストップ高 11:30現在
UNIVA・Oakホールディングス<3113>が一時ストップ高の水準となる前営業日比30円高の101円に買われた。同社は前週末13日の取引終了後、UNIVAマーケティング(ケイマン諸島)の株式を取得し子会社化するとともに、UNIVAマーケティングの親会社であるUNIVAグループ・インベストメンツ(同)を割当先として第三者割当増資を実施すると発表。UNIVAマーケティングの25年12月期業績は売上高が14億2632万円、最終利益が10億9955万円だった。UNIVAは赤字が継続していたこともあって、子会社化による業績へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。株式の譲渡実行日は4月1日で、UNIVAの議決権保有比率は51%になる予定。第三者割当増資は金銭債権の現物出資となる。
■インフォメティス <281A> 417円 +80 円 (+23.7%) ストップ高 11:30現在
インフォメティス<281A>がストップ高の水準となる前営業日比80円高の417円に買われた。16日、英ロンドンの自治体で実施された高齢者向け見守り実証において、同社のAI電力データ解析技術が生活行動の変化検知に有効であるとの評価を受けたと発表。これを好感した買いが入ったようだ。レッドブリッジ・ロンドン自治区において12カ月間実証が行われ、結果が公表された。インフォメテと同社の英子会社は今回の評価を踏まえ、欧州において生活見守りケアに関するソリューションの展開を進めていく。
■山王 <3441> 1,627円 +300 円 (+22.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
山王<3441>に大量の買い注文が入り、全般下げ相場に逆行してカイ気配で始まる人気となった。電子機器に使われるデバイスの貴金属表面処理加工(金メッキ加工)や精密プレス加工などを手掛け、売上高の約30%がフィリピン向けであることも特徴の一つ。独自のメッキ加工技術をベースにして水素分野にも積極展開を図っている。業績も好調を極めている。前週末13日取引終了後に26年7月期業績の大幅上方修正を発表した。売上高は従来予想の109億円から130億円(前期比20%増)、営業利益は5億円から14億円(同76%増)にそれぞれ増額した。自動車や産業機器向け需要獲得が会社側の想定以上だったことに加え、メッキの新ライン稼働効果の発現及びコスト上昇分の販売価格への反映などが利益面を後押しした。営業利益は21期ぶりの過去最高更新となる見通し。更に同日、発行済み株式数3.5%相当の15万株、金額ベースで2億円を上限とする自社株買いを発表(買い付け期間はきょうから10月30日まで)、これも物色人気を加速させる材料となった。
●ストップ高銘柄
VALUENEX <4422> 488円 +80 円 (+19.6%) ストップ高 11:30現在
イメージ情報開発 <3803> 648円 +100 円 (+18.3%) ストップ高 11:30現在
三光産業 <7922> 872円 +150 円 (+20.8%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
Schoo <264A> 596円 -150 円 (-20.1%) ストップ安 11:30現在
など、1銘柄
株探ニュース