話題株ピックアップ【夕刊】(1):テラドローン、ヒュマメイド、川崎汽
■Terra Drone <278A> 3,125円 +501 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
Terra Drone<278A>はストップ高。16日取引終了後、27年1月期連結業績予想について売上高を50億7300万円(前期比6.1%増)、最終損益を12億6600万円の赤字(前期23億2700万円の赤字)と発表。最終赤字幅が縮小する見通しを示しており、これが材料視されたようだ。主力の「ドローンソリューションセグメント」ではインドネシア子会社において減収を見込む一方、自社開発の屋内点検用国産ドローンの本格展開やサウジアラビア子会社での高成長を予想。ドローン運航管理システムを手掛ける「運航管理セグメント」でも国内外の需要を取り込み高成長を見込む。前期の特別損失計上の反動も寄与する見通し。なお、同時に発表した26年1月期決算は売上高が47億8200万円(前の期比7.8%増)、最終損益が23億2700万円の赤字(前の期4億7400万円の赤字)だった。
■ギフトホールディングス <9279> 4,580円 +700 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ギフトホールディングス<9279>がストップ高。同社は16日の取引終了後、26年10月期第1四半期(25年11月~26年1月)の連結決算発表にあわせ、通期の利益予想を引き上げた。今期の経常利益予想は従来の見通しから1億円増額して43億6000万円(前期比29.2%増)に見直しており、ポジティブ視されたようだ。通期の売上高予想は据え置いた。同社は「横浜家系ラーメン町田商店」などを展開。第1四半期の売上高は106億4200万円(前年同期比25.1%増)、経常利益は14億3300万円(同85.3%増)だった。国内既存店が好調に推移するなか、食材インフレの一服と自社工場での製造効率の向上により、売上総利益率が大きく改善した。第1四半期の業績が計画を上回ったことを踏まえ、通期の業績予想を修正した。
■HUMAN MADE <456A> 4,220円 +545 円 (+14.8%) 本日終値
HUMAN MADE<456A>はマドを開けて大幅続伸。16日の取引終了後、26年1月期の単独決算の発表にあわせて、今期の業績予想を開示した。売上高予想を185億円(前期比29.6%増)、営業利益予想を48億円(同5.9%増)とした。前期に達成した過去最高業績の更新を見込んでいる。同時に4月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると公表しており、これらを評価した買いが集まった。今期は東京・原宿にブランド初となる大型旗艦店「HUMAN MADE TOKYO」を出店するほか、神戸や名古屋への新規出店を計画する。海外では来期の本格的な事業開始を見据え、中国及び米国に現地子会社を設立。成長投資に伴う一過性費用が発生するため、利益成長は鈍化する。なお、26年1月期は売上高が142億7300万円(前の期比26.8%増)、営業利益が45億3100万円(同42.5%増)だった。株式分割は効力発生日が5月1日。投資単位当たりの金額を引き下げ投資しやすい環境を整えることで、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図る。
■川崎汽船 <9107> 2,813円 +167.5 円 (+6.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>が急騰し上場来高値を更新。商船三井<9104>も買われ、2007年以来の高値圏で推移している。事実上の封鎖状態にあったホルムズ海峡を一部船舶が通過したと伝わった。更にベッセント米財務長官が16日、イランやインド、中国のタンカーが同海峡を通過したことについて、構わないと米CNBCのインタビューで述べた。海上物流の混乱が終息に向かうとの見方から、海運株の売り持ち高を解消する目的の買い戻しが入ったようだ。
■丸千代山岡家 <3399> 3,505円 +205 円 (+6.2%) 本日終値
丸千代山岡家<3399>は反発。16日取引終了後、27年1月期単独業績予想について売上高を483億6100万円(前期比12.5%増)、営業利益を51億8400万円(同10.8%増)と発表した。前期に続き売上高、営業利益とも過去最高更新の見通しを示しており、これを好感した買いが入った。300店舗体制・47都道府県への店舗展開の実現に向け、引き続き品質向上や人材採用、出店・改装など各種取り組みを進めていく方針。配当予想は30円(前期23円)とした。なお、同時に発表した26年1月期決算は、売上高が430億円(前の期比24.3%増)、営業利益が46億7800万円(同26.2%増)だった。あわせて、中期経営計画の更新を発表。最終年度を28年1月期から29年1月期に変更した上で、29年1月期に売上高586億円、累計店舗数250店舗(26年1月期実績は195店舗)を目指す目標を掲げた。
■鉄建建設 <1815> 4,640円 +205 円 (+4.6%) 本日終値
鉄建建設<1815>が後場に急伸。同社は17日午後2時、26年3月期の業績・配当予想の上方修正を発表しており、評価された。通期の売上高予想は従来の見通しから10億円増額し1800億円(前期比2.8%減)、経常利益予想は12億円増額し55億円(同81.8%増)に引き上げた。期末一括配当予想は10円増額の170円(前期は122円)に修正している。土木事業での設計変更の獲得がこれまでの想定を上回って進捗するほか、建築事業での採算性の改善も継続し、これらの影響を業績予想に反映した。
■パーク24 <4666> 1,905円 +82.5 円 (+4.5%) 本日終値
パーク24<4666>が大幅続伸。同社は16日の取引終了後、英国で駐車場事業を展開する子会社が倒産更生手続きを開始すると発表した。負債総額は約3億5264ポンド。26年10月期の連結業績予想に及ぼす影響は精査中とした。もっとも同社株に対しては、苦戦していた海外事業の整理による収益改善効果を期待した買いが入った。コロナ禍後の需要回復の鈍化による売り上げの伸び悩みを補うため、新規駐車場の開発や人員整理などコスト削減施策に取り組んできたが、構造的損失が継続する状況にあった。今年3月末の賃料支払期限を控えるなかで資金繰りも逼迫。必要資金の確保が困難になったという。16日の取引終了後に同社は2月の月次速報も公表した。国内の駐車場事業でタイムズパーキングの売上高は前年同月比9.2%増となった。
■丸三証券 <8613> 1,047円 +37 円 (+3.7%) 本日終値
丸三証券<8613>は高い。16日取引終了後、これまで未定としていた26年3月期末の普通配当について23円にすると発表した。期末の特別配当15円とあわせて合計38円となり、中間配当32円(普通17円・特別15円)とあわせて年間では70円(前期60円)となる見通し。増配予想が好感された。
■ホーチキ <6745> 6,750円 +210 円 (+3.2%) 本日終値
ホーチキ<6745>は3日続伸。昨年来高値を更新した。16日取引終了後、26年3月期の期末配当予想を40円から80円に増額修正すると発表した。中間配当40円とあわせ、年120円(前期80円)となる見通し。これが好感された。
■INPEX <1605> 4,507円 +137 円 (+3.1%) 本日終値
INPEX<1605>は反発。株価は一時4575円まで上昇し16日につけた最高値4450円を更新した。複数のタンカーがホルムズ海峡を通過しているとのメディア報道が伝わり、16日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前週末比5.21ドル安の1バレル=93.50ドルと下落した。ただ、この日の時間外取引では値を戻し、日本時間午後1時時点では同96ドル近辺で推移している。イランを取り巻く情勢には不透明要因が多いが、原油価格の上昇はINPEXには業績面の追い風になるとみられている。
株探ニュース