【↓】日経平均 大引け| 急反落、米イラン停戦期待剥落で売り優勢 (4月2日)
日経平均株価
始値 54066.83
高値 54258.48
安値 52273.07
大引け 52463.27(前日比 -1276.41 、 -2.38% )
売買高 26億1274万株 (東証プライム概算)
売買代金 7兆8181億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、朝高後一時1400円安
2.トランプ大統領の演説は期待外れ
3.中東停戦期待しぼみ原油価格上昇
4.半導体関連など主力株の下げ重荷
5.防衛、海運など一部銘柄には買い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比224ドル高と3日続伸した。米国とイランの軍事衝突の終結が近いとの観測からリスクオンの買いが優勢となった。
東京市場では、トランプ米大統領の中東情勢を巡る演説の前後でムードが一変。日経平均株価は朝高後に大きく下げに転じた。
本日の東京市場は寄り付きから買い優勢で始まり、日経平均は一時500円超高で5万4000円台を回復する場面があった。イラン紛争の停戦期待から前日の米国株市場が上昇した流れを引き継いだ。その後も全体相場はしばらく堅調に推移したが、トランプ米大統領の国民向け演説が日本時間午前10時から始まると、一転して売りに押される展開に。演説では、今後2~3週間でイランに更なる攻撃を加える考えを述べ、戦闘継続の意向を表明。イラン側と停戦協議を続ける姿勢は示したものの、合意できなければ発電所を攻撃する可能性にも言及した。これを受けて停戦期待がしぼみ、時間外で米原油先物相場が上昇。防衛関連の一角が買われたものの値がさの半導体関連株など主力銘柄に売りが広がり、日経平均の下げ幅は一時1400円あまりに達した。プライム銘柄の約78%が値下がりし、業種別では33業種中、海運業などを除く30業種がマイナスとなった。
個別ではソフトバンクグループ<9984>をはじめ、アドバンテスト<6857>やキオクシアホールディングス<285A>、東京エレクトロン<8035>、フジクラ<5803>が水準を切り下げた。ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>のほか、トヨタ自動車<7203>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>も軟調。ブイキューブ<3681>が連日の急落。住友ファーマ<4506>、サムコ<6387>、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>が大幅安だった。
半面、日本郵船<9101>が逆行高。商船三井<9104>、川崎汽船<9107>が底堅く推移した。三菱重工業<7011>やIHI<7013>も高い。NTT<9432>、KDDI<9433>のほか、中外製薬<4519>、東急<9005>がしっかり。ARCHION<543A>が水準を切り上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、中外薬 <4519>、三菱重 <7011>、キッコマン <2801>、味の素 <2802>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約62円。うち31円はKDDI1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、東エレク <8035>、TDK <6762>、ファストリ <9983>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約705円。
東証33業種のうち上昇は海運業、陸運業、倉庫・運輸の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)食料品、(2)空運業、(3)機械、(4)医薬品、(5)不動産業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)石油・石炭、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)保険業、(5)電気機器。
■個別材料株
△ダイナマップ <336A> [東証G]
除雪支援システムが山形県内で初稼働。
△アステリア <3853> [東証P]
スペースXのIPO申請報道を受け思惑。
△QPSHD <464A> [東証G]
アルテミス打ち上げ成功で投資マネー呼び込む。
△ワシントンH <4691> [東証S]
アパホールディングスが大株主に浮上。
△POPER <5134> [東証G]
光通信らが保有比率9.99%まで買い増し。
△大阪チタ <5726> [東証P]
地政学リスクの高まりを背景に防衛特需の思惑。
△HPCシス <6597> [東証G]
HPC用サーバーに関する大口受注を獲得。
△三菱重 <7011> [東証P]
世界的な地政学リスク拡大で仕切り直しの買い。
△ワークマン <7564> [東証S]
3月既存店売上高が3ヵ月連続前年上回る。
△太平発 <8835> [東証S]
トランプ米大統領演説受け中東紛争の終結期待が後退。
▼MCJ <6670> [東証S]
TOB価格巡り米ベイン「引き上げ意向なし」と表明。
▼アドテスト <6857> [東証P]
海外向けCB発行で1000億円調達。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ARCHIO <543A>、(2)アステリア <3853>、(3)東京計器 <7721>、(4)大阪チタ <5726>、(5)グッドコムA <3475>、(6)シンフォニア <6507>、(7)あすか薬HD <4886>、(8)郵船 <9101>、(9)KDDI <9433>、(10)トランヴィア <545A>。
値下がり率上位10傑は(1)ブイキューブ <3681>、(2)住友ファーマ <4506>、(3)サムコ <6387>、(4)コカBJH <2579>、(5)メイコー <6787>、(6)ラサ工 <4022>、(7)SHIFT <3697>、(8)大成建 <1801>、(9)TDK <6762>、(10)アドテスト <6857>。
【大引け】
日経平均は前日比1276.41円(2.38%)安の5万2463.27円。TOPIXは前日比59.23(1.61%)安の3611.67。出来高は概算で26億1274万株。東証プライムの値上がり銘柄数は319、値下がり銘柄数は1224となった。東証グロース250指数は723.90ポイント(13.49ポイント安)。
[2026年4月2日]
株探ニュース