21日の株式相場見通し=続伸か、欧米株全面安も下値では押し目買い意欲旺盛
21日の東京株式市場は強弱観対立のなかも根強い買いが入り戻り足を継続し、日経平均は続伸する公算が大きい。展開次第では今月16日につけた史上最高値5万9518円34銭を視界に捉える可能性もある。ただ、5万9000円台前半では売り圧力も観測され、きょうも中東情勢に絡むニュースフローや原油市況(時間外取引)の動向、米株価指数先物の値動きなどに左右されやすい。前日の欧州株市場はほぼ全面安商状だった。米国とイランの間で和平交渉がなかなか進展しないことへの焦りもあり、北海ブレントやWTIなど原油先物価格が再び急速に水準を切り上げ、これを横目に各国の長期金利が一斉に上昇した。前週末とは真逆で株式売り、債券売りの流れとなり、インフレ圧力が意識されるなか利食い急ぎの動きを誘発した。米国株市場でも利益確定の動きが優勢となり、NYダウがわずかながら安く引けたほか、ここ記録的な連騰を演じていたナスダック総合株価指数は14日ぶりに反落した。米軍がイランの貨物船を拿捕したと発表し、これが警戒されたほか、トランプ米大統領が停戦期限を23日までとし、期限の延長はしない方針を示したこともあって、地政学リスクが再び意識されている。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続いている状況にあることも市場センチメントを冷やしている。もっとも、下値では押し目買いニーズが強い。NYダウは一時上昇に転じる場面もあったほか、ナスダック指数も引け際に締まり下落率は0.2%台にとどまっている。東京市場では欧米株安が重荷となり、取引時間中は荒い値動きとなることも想定されるが、需給関係は良好で先物主導の大口買いが入れば最高値をうかがうケースも考えられる。
20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比4ドル87セント安の4万9442ドル56セントと3日ぶり小反落。ナスダック総合株価指数は同64.09ポイント安の2万4404.39だった。
日程面では、きょうは4月の主要銀行貸出動向アンケート調査、3月の食品スーパー売上高、4月の日銀金融システムリポートなど。海外では25年12月~26年2月期の英失業率、4月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測調査、3月の米小売売上高、2月の米企業在庫、3月の米仮契約住宅販売指数など。なお、ウォーシュFRB議長候補の公聴会が行わる予定。