キャピタル・ワン、決算受け軟調 貸倒引当金を予想以上に積み増す=米国株個別
(NY時間11:17)(日本時間00:17)
キャピタル・ワン<COF> 201.21(-1.30 -0.64%)
消費者向け金融サービスのキャピタル・ワン<COF>が軟調。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、純受取利息(NII)は52%の増収となったものの、予想は下回った。貸出利回りと預金コストの差である純金利マージンも予想を下回っている。不良債権に備えた貸倒引当金も予想以上に積み増した。
イラン紛争によりガソリン価格が上昇し、消費者の家計を圧迫している。フェアバンクCEOはアナリスト向け説明会で「中東紛争は大きな不確実要因となっている。エネルギー価格が高止まりすれば消費者にとって大きな逆風となり、米経済の重しになる」と警告した。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):4.42ドル(予想:4.56ドル)
・経常収益:152.3億ドル 52%増
純受取利息(NII):121.5億ドル 52%増(予想:123.2億ドル)
非金利収益:30.9億ドル 55%増(予想:29.9億ドル)
・純金利マージン:7.87%(予想:8.19%)
・効率性比率:55.6%(予想:52.5%)
・貸倒引当金:40.7億ドル 72%増(予想:38.1億ドル)
・純信用損失:38.5億ドル 41%増(予想:38.3億ドル)
・カード貸倒率:5.05%(予想:5.11%)
・自動車貸倒率:1.64%(予想:1.54%)
・カード延滞率:3.66%(予想:3.90%)
・自動車延滞率:4.21%(予想:4.39%)
・預金総額:4890.5億ドル
・貸出残高:4477.5億ドル 38%増(予想:4468.9億ドル)
・1株有形純資産:107.76ドル(予想:109.97ドル)
(3月実績)
・貸倒率:5.09%
・延滞率:3.7%
【企業概要】
米国・英国・カナダなどにおいて、子会社のデジタルチャネル・支店・カフェやその他の流通チャネルを通じて、消費者・中小企業・商業顧客に幅広い金融商品とサービスを提供する。預金サービス、消費者向け融資商品のほか、資産運用・投資用不動産売買仲介・財務管理・クレジットカード事業などを行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース