話題株ピックアップ【夕刊】(3):住友重、アンリツ、東電HD
■住友重機械工業 <6302> 5,550円 +319 円 (+6.1%) 本日終値
住友重機械工業<6302>が後場に上げ幅を急拡大。同社は28日午後2時、26年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比5.8%増の2555億6600万円、最終利益は同21.8%増の79億1300万円となった。大幅な増益で着地したことを評価した買いが入った。受注高は3184億円と前年同期比で22%増加した。メカトロニクス部門では減・変速機が国内外ともに需要が堅調に推移し、モーター・インバーターは欧州顧客向けで、極低温冷凍機は米国・中国において半導体関連で需要が増加した。ロジスティックス&コンストラクション部門は産業用クレーンでの受注残が寄与。油圧ショベルの欧州向けの受注が増加し増収となったが、油圧ショベルの北米事業におけるコストの増加で営業減益となった。
■日本取引所グループ <8697> 1,952円 +109.5 円 (+5.9%) 本日終値
28日に発表した「日本取引所、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
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■アンリツ <6754> 3,974円 +219 円 (+5.8%) 本日終値
アンリツ<6754>は連日で上場来高値を更新。27日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を1400億円(前期比19.2%増)、営業利益を200億円(同34.9%増)と発表した。前期に続き大幅な営業増益となる予想を示しており、これを好感した買いが集まっている。主力の通信計測事業で、生成AIの普及拡大によるデータセンターでのネットワーク高速化に向けた計測需要の拡大が引き続き追い風となる見通し。中東情勢の影響については、第1四半期までに見込まれる事業への影響を一定程度反映したという。配当予想は50円(前期同額)とした。なお、同時に発表した26年3月期決算は、売上高が1174億6200万円(前の期比4.0%増)、営業利益が148億2800万円(同22.3%増)だった。
■東電HD <9501> 611.1円 +30.6 円 (+5.3%) 本日終値
東京電力ホールディングス<9501>は後場に入り上げ幅を拡大。テレ東BIZが28日午後0時29分ごろ、「東京電力が経営再建計画の柱としている外部企業との資本提携をめぐって、日本政府が拒否権を行使できる株式、いわゆる『黄金株』を導入する案が浮上している」と報じた。報道によると、東電HDの下に小売りや再生可能エネルギー事業などを束ねる中間持ち株会社を設置した上で、その持ち株会社に黄金株を導入し、政府が保有する案が出ているという。これを受け、買いで反応している。
■みずほFG <8411> 6,936円 +338 円 (+5.1%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが後場にそろって上げ幅を拡大。東証業種別指数の銀行業は4%を超す上げとなっている。日銀は27~28日開催の金融政策決定会合で、政策の現状維持を決定した。ただし議決において賛成は9人中6人となり、中川順子審議委員と高田創審議委員、田村直樹審議委員の3人が反対に回った。あわせて公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」において、26年度の生鮮食品を除く消費者物価指数に関する政策委員見通しの中央値はプラス2.8%と、1月時点のプラス1.9%から引き上げられた。市場では次回6月15~16日の金融政策決定会合で、日銀が利上げに踏み切るとの思惑が広がり、金利上昇による利ザヤ拡大を見込んだ買いが銀行株を押し上げている。
■大塚ホールディングス <4578> 11,180円 +535 円 (+5.0%) 本日終値
大塚ホールディングス<4578>は後場急伸。きょう午後1時30分ごろ、26年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表した。売上高が6303億4200万円(前年同期比8.2%増)、最終利益が983億4800万円(同15.7%増)だったとしており、好感した買いが集まっている。医療関連事業のグローバル製品とロイヤルティー収入や、ニュートラシューティカルズ関連事業が業績を牽引。金融収益の増加と金融費用の縮小も相まって大幅な最終増益で着地した。
■INPEX <1605> 4,123円 +193 円 (+4.9%) 本日終値
INPEX<1605>は反発。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が、日本時間28日午前10時過ぎ時点で1バレル=97ドル前後で推移している。27日の清算値(終値に相当)は前週末比1.97ドル高の96.37ドルだった。米国とイランの交渉への不透明感が強く、原油相場は高止まり状態が続く。米ニュースサイトのアクシオスが26日に、イランがパキスタンを通じ、ホルムズ海峡の再開と戦争終結に関する新たな提案を米国に示したと報じた。ホワイトハウスのレビット報道官は27日、イランの新提案を巡り協議をしたことを認めたが、再協議につながるかは不透明との見方が強まっている。
■ラクス <3923> 871.4円 +38.1 円 (+4.6%) 本日終値
ラクス<3923>は5日ぶり反発。27日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を600億円から602億8600万円(前の期比23.3%増)へ、営業利益を160億円から173億4500万円(同70.2%増)へ上方修正すると発表。配当予想も3円40銭から7円(株式分割考慮ベースで前の期2円25銭)に増額した。これが買い手掛かりとなっている。主力のクラウド事業、IT人材事業ともに堅調なため。人件費が計画を下回ったことや、費用対効果を重視した広告宣伝費の機動的な調整が奏功したことも織り込んだ。
■SBIホールディングス <8473> 3,108円 +119 円 (+4.0%) 本日終値
SBIホールディングス<8473>が堅調推移。同社は27日の取引終了後、韓国教保生命保険を持ち分法適用関連会社としたことに伴い、26年3月期第4四半期(1~3月)の連結決算において、負ののれん発生益相当額約674億円を、持ち分法による投資利益として計上することになったと発表。株価の支援材料となったようだ。韓国金融当局からの承認を取得し、1月16日に株式取得を完了していた。
■日鉄ソリューションズ <2327> 3,711円 +127 円 (+3.5%) 本日終値
日鉄ソリューションズ<2327>が底堅く推移。同社は27日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比9.4%増の4170億円、最終利益は同2.5%増の316億円を計画。連続最高益更新を見込む。また、前期業績は計画に対して上振れして着地したほか、前期の期末配当予想を従来の見通しから5円増額して45円(年間85円)としたうえで、今期の年間配当予想は前期比2円増配の87円に設定した。同社株は前日まで3日続落で、朝方は仕掛け的な売りがかさみ安く始まったものの、業績評価の押し目買いを誘う形となり切り返した。国内のIT投資の基調は引き続き堅調と想定。今期は新型ビジネスモデルへの移行を進めるとともに、オファリングブランド「COREPEAK」を立ち上げて、初年度として100億円の新規ビジネス創出を目標とする。26年3月期の売上高は前の期比12.7%増の3813億4000万円、最終利益は同14.0%増の308億3200万円だった。
■DMP <3652> 3,015円 +504 円 (+20.1%) ストップ高 本日終値
ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>はストップ高。きょう午後0時30分ごろ、インドのドローン技術企業ideaForge Technologyと戦略的覚書を締結したと発表した。今回のパートナーシップの締結に基づき、ideaForge社はDMPのエッジAISoC「Di1」を搭載した次世代のAIドローンを開発し、DMPの支援のもと日本市場への参入を図るとしており、好感した買いが集まっている。ideaForge社が自社無人航空機プラットフォームにDi1を統合し新機能の実現を目指すほか、DMPは日本市場でideaForge社のドローンの顧客開拓や販売などに取り組む。
●ストップ高銘柄
北川精機 <6327> 2,685円 +500 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
ソケッツ <3634> 928円 +150 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
フライヤー <323A> 625円 +100 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
アーキテクツ <6085> 640円 +100 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
インバウンドテック <7031> 701円 -150 円 (-17.6%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース