パランティア、好決算も時間外で株価は小幅高に留まる=米国株個別
(NY時間16:37)(日本時間05:37)時間外
パランティア<PLTR> 147.30(+1.27 +0.87%)
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを上方修正している。
同社は長年に渡り米国防総省や米移民・関税執行局(ICE)など米政府機関向けにサービスを提供しており、世界各国政府とも防衛関連契約を結んでいる。同社は生成AIブームの初期から恩恵を受けた代表的な企業の1つとみなされてきた。
しかし、AI脅威への懸念からソフトウェア株全般に売り圧力が強まる中、同社株もここ数カ月下落圧力を受けている。アナリストからは、生成AIの普及によって競合他社も類似サービスを開発しやすくなっており、競争激化に直面しているとの指摘も出ている。
一方、同社は第2次トランプ政権下で国防総省や国土安全保障省などから多数の新規契約を獲得している。カープCEOは「米国事業は爆発的に成長している。過去12カ月で事業規模が2倍となり、現在もわれわれの中核であり続けている」と説明した。
同社は、米軍が対イラン作戦支援で使用しているデジタル戦闘指揮システム「メイブン・スマート・システム」の提供継続に向け、米国防総省から支援拡大を獲得。トランプ大統領も同社の戦闘遂行能力と装備を称賛している。
ただ、株価は時間外で小幅高に留まっている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.33ドル(予想:0.28ドル)
・売上高:16.3億ドル(予想:15.4億ドル)
・営業利益(調整後):9.84億ドル(予想:8.75億ドル)
・EBITDA(調整後):9.90億ドル(予想:8.87億ドル)
・FCF(調整後):9.25億ドル
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:18.0億ドル(予想:16.8億ドル)
・営業利益(調整後):10.6~10.7億ドル(予想:9.29億ドル)
(通期見通し)
・売上高:76.5~76.6億ドル(従来:71.8~72.0億ドル)(予想:72.0億ドル)
・米商業部門:32.2億ドル超
・営業利益(調整後):44.4~44.5億ドル(従来:41.3~41.4億ドル)(予想:41.8億ドル)
・FCF(調整後):42~44億ドル(従来:39.3~41.3億ドル)
【企業概要】
世界の防衛・諜報機関、災害救援組織、企業などに、データ・意思決定・運用を大規模に効果的に統合するソフトウェアを提供する。大量の情報を、その業務を反映した統合データ資産に変換することを可能にし、大規模言語モデルと共に、既存の機械学習テクノロジーの力を活用し、AIを組織データと接続する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース