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パランティア、好決算も下落 米商業部門の売上高が予想下回る=米国株個別

材料
2026年5月5日 22時52分

(NY時間09:50)(日本時間22:50)

パランティア<PLTR> 139.25(-6.78 -4.64%)

情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期見通しを上方修正している。

ただ、株価は冴えない反応。第1四半期の米商業部門の売上高が5.95億ドルと予想を下回ったことが嫌気されている。米政府部門は6.87億ドルへ増加し予想を上回っていた。投資家は、同社が民間の商業部門でどれだけ売上げを伸ばせるかに注目している。

アナリストは「同社の成長見通しは、政府関連事業の勢いに伴う紹介ベース需要への依存度が高まる可能性がある。米国顧客数の前四半期比の増加が約8%に留まっていることは、商業部門のパイプライン可視性が限定的であることを示唆している」と分析している。

一方、別のアナリストは「同社はガイダンスを引き上げたほか、AI需要拡大を背景に27年度の米商業部門の成長についても強気なコメントを示した。今回の決算は、連邦政府および商業分野の双方で前例のない需要拡大を継続していることを示しており、同社にとって新たな正当性確認の局面となった」とポジティブな評価も出ている。

同社は長年に渡り米国防総省や米移民・関税執行局(ICE)など米政府機関向けにサービスを提供しており、世界各国政府とも防衛関連契約を結んでいる。同社は生成AIブームの初期から恩恵を受けた代表的な企業の1つとみなされてきた。しかし、AI脅威への懸念からソフトウェア株全般に売り圧力が強まる中、同社株もここ数カ月下落圧力を受けている。アナリストからは、生成AIの普及によって競合他社も類似サービスを開発しやすくなっており、競争激化に直面しているとの指摘も出ている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.33ドル(予想:0.28ドル)

・売上高:16.3億ドル(予想:15.4億ドル)

米政府部門:6.87億ドル(予想:6.10億ドル)

米商業部門:5.95億ドル(予想:6.02億ドル)

・営業利益(調整後):9.84億ドル(予想:8.75億ドル)

・EBITDA(調整後):9.90億ドル(予想:8.87億ドル)

・FCF(調整後):9.25億ドル

(4-6月・第2四半期見通し)

・売上高:18.0億ドル(予想:16.8億ドル)

・営業利益(調整後):10.6~10.7億ドル(予想:9.29億ドル)

(通期見通し)

・売上高:76.5~76.6億ドル(従来:71.8~72.0億ドル)(予想:72.0億ドル)

・米商業部門:32.2億ドル超

・営業利益(調整後):44.4~44.5億ドル(従来:41.3~41.4億ドル)(予想:41.8億ドル)

・FCF(調整後):42~44億ドル(従来:39.3~41.3億ドル)

【企業概要】

世界の防衛・諜報機関、災害救援組織、企業などに、データ・意思決定・運用を大規模に効果的に統合するソフトウェアを提供する。大量の情報を、その業務を反映した統合データ資産に変換することを可能にし、大規模言語モデルと共に、既存の機械学習テクノロジーの力を活用し、AIを組織データと接続する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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