ベンチャー・グローバルが大幅高 新たなLNG供給契約とルイジアナ州の輸出プロジェクト拡張計画を発表=米国株個別
(NY時間13:34)(日本時間02:34)
ベンチャー・グローバル<VG> 13.49(+1.87 +16.05%)
液化天然ガス(LNG)を手掛けるベンチャー・グローバル<VG>が大幅高。新たなLNG供給契約2件と、ルイジアナ州の輸出プロジェクト拡張計画を発表したことが好感された。同社は、トタルエナジーズ<TTE>および資源商社ビトルと、それぞれ5年間の供給契約を締結したと発表。
同社は取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表していたが、予想を上回ったほか、通期見通しも引き上げた。
サベルCEOは決算説明会で「2027年末までに北米最大のLNG生産企業となる見通しで、2030年までに年間1億トン超の生産能力達成が視野に入っている」と述べた。また、「長期・中期・短期のすべての契約交渉を積極的に進めており、各分野で進展を見込んでいる」とも付け加えた。
同社は、イラン紛争開始後に新たなLNG供給契約を締結した唯一の企業となっている。中東地域では紛争の影響でLNGの生産が制約されている。
ベンチャー・グローバル<VG>はルイジアナ州で2つのLNGプラントを運営しており、3つ目となる「CP2 LNG」を建設中。同社はCP2プロジェクトの生産能力を年間1000万トン増強し、公表済み能力比で50%上積みする計画。第1段階は2027年末までの稼働開始を予定している。同社はまた、「プラクミンズLNG」プロジェクトについても生産拡大を計画。
なお、初のプロジェクト「カルカシュー・パス」を巡る契約紛争で、シェルおよびレプソルとの仲裁では勝訴した。一方、BPとの訴訟では敗訴している。
【企業概要】
液化天然ガス(LNG)の製造と、より低コストのLNGの世界への供給に従事する。米国ルイジアナ州のメキシコ湾近郊で天然ガスの液化・輸出プロジェクトの試運転・建設・開発を進め、天然ガスをLNG施設に供給するために州間・州内パイプラインシステムによる輸送に取り組む。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース