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明日は米CPI、株式市場の反発を頓挫させる可能性!

注目
2026年6月9日 22時15分

米労働省は明日10日に5月の米消費者物価指数(CPI)を発表する予定で、市場では株式相場の次の方向性を左右する重要イベントとして注目されている。

原油価格上昇の影響から総合指数は高止まりが見込まれているが、米大手銀によると、投資家が最も注目しているのはコア指数だと指摘している。同銀は「コア指数は過去3カ月連続で上昇している」と指摘。これは、イラン紛争による物価上昇は一時的なものに過ぎないという市場の見方に疑問を投げかけるものだとしている。

今回のCPIは特に重要だという。先週のポジション縮小、高ボラティリティ環境、そして株式市場が金利変動に敏感になっている状況を踏まえると、今回のCPIは通常以上に重要な意味を持つと分析している。

【シナリオ分析】

◆メインシナリオ

*コア指数が前月比0.25~0.3%

S&P500はマイナス0.5%からプラス0.75%程度の値動きになると予想。

◆ネガティブシナリオ

*コア指数が前月比:0.35%超

S&P500は2-3%下落する可能性。市場ではすでに年内利上げ観測が高まっており、インフレ加速が確認されれば追加利上げ懸念がさらに強まる可能性がある。

◆ポジティブシナリオ

*コア指数が前月比0.2%以下

S&P500は1.5-2.0%上昇する可能性。インフレ鈍化が確認されれば、FRBの追加利上げ観測が後退し、株式市場には追い風となる。

【米大手銀の見方】

今回のCPIについて、「良い数字なら良いニュース、悪い数字なら悪いニュースとなる」と指摘。さらに、「今回はテールリスク(極端な結果となるリスク)が高い」としており、タカ派なインフレ結果が出た場合の下落幅の方が、ハト派的な結果が出た場合の上昇幅より大きくなる可能性が高いと警告。今回のCPIをAI主導の反発相場が継続するか、それとも再び調整局面に入るかを決める重要な分岐点と位置付けている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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