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10日の株式相場見通し=反落、米CPI発表前で利食い急ぎの動きに

市況
2026年6月10日 8時00分

10日の東京株式市場は主力株に対する利益確定の動きが再燃し、日経平均株価は反落する可能性が高い。前日は上下に不安定な値動きとなったものの総じて買いが優勢で、6万5000円台半ばまで水準を切り上げて取引を終えたが、きょうは再び下値を探る展開で6万4000円台に押し戻されそうだ。前日の欧州株市場は高安まちまちだったが、取引終盤は各国市場いずれも地合いが軟化した。世界的に半導体関連株への利食い急ぎの動きが顕在化しており、欧州も同関連株の下げが投資家のセンチメントを冷やしている。米国株市場では景気敏感株やディフェンシブストックへの買いが全体を支え、NYダウは後半持ち直し3日ぶりに反発した。しかし、一時570ドルあまり下げるなど荒れた地合いだった。ナスダック総合株価指数は後半下げ渋ったものの戻し切れずほぼ1%の下げとなった。米国とイランの間で進めている和平交渉に対する不透明感が依然として強く、この日はWTI原油先物価格が大きく下げたものの、10日に5月の米CPI発表を控え、インフレを警戒するムードが拭えない。FRBの利上げ観測も浮上するなか、リスク回避目的の売りが目立つ状況だった。東京市場は半導体関連への逆風が意識され、日経平均は終始軟調な地合いが予想されるが、下値では押し目買いニーズも強く深押しは避けられそうだ。前日は長期金利の低下が株式市場にプラスに作用したが、足もとで進む円安が自動車株など輸出セクターを下支えるかどうかが注目される。

9日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比86ドル10セント高の5万0872ドル11セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同250.85ポイント安の2万5678.82だった。

日程面では、きょうは5月の企業物価指数、30年物国債の入札など。海外では5月の中国消費者物価指数(CPI)、5月の中国生産者物価指数、カナダ金融政策委員会(政策金利決定)、5月の米CPI、5月の米財政収支、米10年物国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS

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